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2009/6/7

RYO宅ゲーム会090607  遊戯

5月はいろいろと忙しくて自宅(ご近所)ゲーム会を開催できなかったが、6月から日曜日に余裕ができたことだし未プレイゲームもたまってきたので積極的に遊んでいきたい。まずはRYO宅にて。参加者は私とRYOのほかSSとM井君の4名。GM2009で買った4人用ゲームなど持参した。


ひも電にゃもり分室900弱

GM2009にてHammer Works(Okazu Bland)で頒布されたお手軽電車ゲーム。アナログゲームならではのインパクトとプレイ感を期待して購入させていただいた。

3人でもできるが、ルールを読む限りほぼ4人用という印象。黒いひもでフィールドの枠を作り、中に山岳ひもと河川ひもを置き、フィールドの4隅に各プレイヤーの拠点駅を配置してゲームスタート。手番には駅カードを1枚引き(場合によっては複数枚引き)、それ(ら)を盤面に置き、自分の路線ひもを1本配置する。通過する駅や他のひもとの交差などによって得点が加算され、次のプレイヤーの手番となる。各人5本の路線ひもを置ききったらゲーム終了で、最も得点を稼いだプレイヤーの勝利。

他人が置いた駅を利用しつつ得点を稼ぐゲームなので、自分の点数を伸ばすことばかり考えていると他人を大いに利してしまう。手番が遅いほうが有利だが、私は当然のように1番手。1社しか乗り入れられないローカル駅とか路線を通すたびに得点できる接続駅など豊富な駅カードの引きによって戦略が変わってくる。ゲーム序盤は何となく中央に向かって路線が延びていくが、中盤以降、山岳と河川がない平地に駅が密集し始め、そこに早くから参入していたRYOとM井君が大量得点を重ねていって同着首位。

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【最終盤面】

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【右上の混線具合】

駅の置き方やひもの曲げかたなどで微妙なニュアンスが要求される期待通りのアナログ感が素敵だ。駅による得点が優先されるため、できあがった路線図は利用客のことなど一顧だにしない様相を呈し、『A列車』を始めたばかりの自分としては激しく違和感を覚えたりもしたが、テキトーにワイワイ遊ぶ分にはとても楽しい。つるつるした面の上で遊ぶとひもやカードが動きやすいのが難点か。毛の長い絨毯の上とかで遊ぶのがいいかも。立体的な地形や障害物をセッティングしても面白そう。あと第1・2手番のプレイヤーがかなり不利な気がしたが、それはプレイングで何とかなるレベルの話なのかもしれない。ゲーム初心者にも一発でわかるゲームなので、今後もいろんな場で遊んでみたい。


マジョリティ操られ人形館別館

ゲームマーケットの開場とともに真っ先に向かった「クロックワイズ」のブースで新作ボードゲーム『Mine Out』と一緒に購入した。魔界の国会をテーマとする2対2の対戦型カードゲーム。

まず、ペアの2人が向かい合わせになるように座る。数枚のカードを受け取り、1枚を手元に置いて残りを左に回すドラフト方式でカードを循環させつつ手札を作る。プレイ中は伏せて出したカードを同時にオープンして解決する。基本的には自分が出したカードを獲得議員として自分の前に置くが、同色の議員を奪う「賄賂」、色違いの議員を捨て札にする「暗殺」、次のターンが順番出しになる「密偵」、右隣のプレイヤーの元に行く「裏切り」という特殊カードによって場が錯綜する。規定回数のカードを出したら得点計算となる。赤・青・黄の各議会においてそれぞれの影響力を数え、トップのプレイヤーは2点、2位のプレイヤーが「トップの影響力÷5」点を獲得する。以上を4回繰り返したのち、合計得点が多いペアが勝利する。

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【左から裏切り・密偵・賄賂・暗殺・通常カード】

RYOが『コンフリクト オブ ヒーローズ』の戦車戦ありありシナリオ6をプレイすべくマップを3枚並べてセッティングするのを手伝ったのだが、実際に並んだユニットの数を見ているうちに皆がなんだかお腹いっぱいな気分になり(あと帰る予定の時間までに終わりそうもなく)、もうちょっと軽いゲームをすることに。SSがしきりに「魔女リティのゲーム?」と興味を示していたため箱を開けた(わりと言いえて妙だな)。

私とRYO、SSとM井君がペアとなってゲームスタート。各議会のトップは何点だろうと2点しかもらえないが、議員カードはゲームを通じて累積するため、トップが30点前後まで上昇する終盤に2位を確保するのが肝要だ。ペアとの兼ね合いも大事。手堅いのは1位と2位の独占だが、そう上手くはいかない。特殊カードが強力なうえに結構な枚数入っているからだ。とはいえ特殊カードばかりに頼っていると影響力が伸び悩むし、下手をするとペアの足を引っ張って共倒れになりかねない。私とRYOのペアが序盤から少しずつリードをつけていきつつ迎えた最終ラウンド、青の議会で私とRYOが同点トップになるという最悪のケースにはまり(この場合、2位だったM井君にトップ2人分の点数が入る)、逆転負けを喫してしまった

好評だったため、ペアを私・SSとRYO・M井に入れ替えて第2戦。今回は序盤から「密偵」が乱れ飛んでカツカツのプレイとなった。私とSSの出す手が似通ってしまったため点数が伸び悩み、最終ラウンドにはまたしてもトップタイを取ってしまうなどしてダブルスコア近い差で敗北。ペアに恵まれなかったぜ(戦績からすると私のほうが疫病神なのかもしれないが)。

2位が高得点を稼ぐシステムや特殊カードの塩梅が実によくできている。もう少しゲームに慣れれば、手札のドラフトで相手の戦略がある程度読めるようになってより面白さが増すと思われる。これもほぼ4人限定のゲームだが、機会があればぜひ。一点、ゲームの内容とは関係ないが、ルールが普通紙に片面印刷されているため、一枚一枚別に折りたたまないと箱に入らない(カードをスリーブに入れたらますます大変なことに)。せめて両面印刷してくれれば助かった。データがあれば自分で印刷しますけど。ともあれお勧めです。


デンクステ!biscoの地雷備忘録

普通に見かけたらまず絶対に食指が動かないであろうゲームだと思うが、biscoさんとこの紹介を読んだら是が非でも遊んでみたくなり、eBayにて入手した。将棋盤を使った金コロ回し的な段上がり双六(ただし運要素なし)。

2〜4人用だが、これもまたほぼ4人専用。プレイヤーは1色のコマを担当し、盤の外周を右回りに進む。一周したら一段上がり、最終的に中央まで先に上がれば勝ち。進むときはゴープレートを使って1〜6の数字から1つを密かにプロットする。同時に右隣のプレイヤーはストッププレートでブロックする数字をプロットする(進むプレイヤーのコマが段を上がるたびにブロックできる数字が増える)。数字が一致したら手番プレイヤーのコマは進めないわけだ。また、他のコマがいるマスには入れない(追い越しは可)。

『CoH』のコンポーネントは出しっぱなしだったのだが、やはり始める空気にならず、軽めのゲーム2つめという運びとなった。手番は私→SS→RYO→M井→私となった(矢印元が矢印先を止める)。最初、勘違いして「他のコマは追い越せない」というルールで進めてしまったため、すぐに大渋滞が起こってほとんど誰も進めなくなってしまった。これは明らかにおかしいということで正しいルールにて仕切り直し。SSがRYOを止めまくり、RYOはテキトーなプレイでM井君をスルーしまくり、私は可もなく不可もなく。M井君がトップで3段目の攻防に突入した。そして……

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【M井君の青がゴール寸前!……だが】

ゴール一歩手前に到達したM井コマ!3段目は3つの数字を止められるが2分の1の確率でゴールしてしまう。ここで、ずっとM井コマをのさばらせた責任を取るかのごとく、RYOが怒涛の3連続セーブ!皆で感嘆しているうちに私がSSの赤をスルーしてしまい、SSの勝利となった。

「止めると嬉しい止められると悔しい」これに尽きる。ごくシンプルな最小限のコンポーネントとシステムによって悲喜交々の心理戦が展開される、ドイツゲームのお手本のような作品。ではあるが、さすがにこのコンポーネントは最小限かつ適当すぎるとも思う。せめてなにかテーマを付与できなかったものか。わかんないけど、「罠を仕掛けながら山登り」とか「防犯システムを操作しながら最奥部を目指すスパイもの」とか、ねえ。


ジロ ディ イタリア当ブログ初回(『リーダー1』)BGG

『リーダー1』と何が違うのかよくわからないままゲームマーケットでRYOが入手したのだが、結論から言うとコンポーネントもルールもほとんど同じだったようだ。選手カードとタイムトライアルのルールが追加され、ジロ・ディ・イタリアのコース図が載ってるのが違いらしい。あとコースタイルがちょっと薄めで全体が軽くなったとか。

ルールは『リーダー1』とまったく同じなので、当ブログ初回の記事や他の紹介などを参照していただきたい。ただし、海長さんのとこで疑義があがっていたプロトンのスピードを調整してみた(登りで−1、下りで+1)。

結局『CoH』はプレイされることなく、再戦を期しつつ片付けられた。いったん食料の買出しに出てから、解散の時間まで自転車レース。コースはM井君とRYOが事前に話題にしていた宇都宮の山岳コースをなんとなく再現したもので、ショートコースだが平地が1枚しかない。時間がなさそうだったのでチーム戦ではなく個人戦とした。どう見てもクライマー有利なコースだが、敢えて私はリーダー、RYOはルーラーをやることに。特殊能力が使える選手カードを各々1枚引いて準備完了。

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【宇都宮コース】

当然ながら、まず最初の登りでSS・M井のクライマー組がアタックをかけた。それを追ってRYOが下りで飛び出す。私は下りの終わりくらいまで様子見していたのだが、思ったよりもプロトンのスピードが上がらず完全に一歩出遅れた。平地でRYOのルーラーが先行する場面もあったがエネルギー切れで伸びず、クライマーM井の勝利。私はSSを抜いて3位だった。プロトンの移動修正だが、プロトンはコース取りが不利になるので登りでの−1は余計な感じだった。下りの+1は適用してもいい気がする。

エネルギーをいつどれだけ消費するかを決めるだけなのに、不思議と臨場感が醸しだされる素晴らしいレースゲームですね、やはり。ただ、自転車レース感を出すためにはチームで連戦したほうが絶対によい。ある程度時間をとりつつキャンペーンプレイをしてみたいところだ。でも『リーダー1』を持ってるんで『ジロ〜』はちょっと買えないな。


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SSとM井君が帰り、RYOと2人で『ドスマヨ』とか遊んでもよかったのだが、私も帰宅することにした。お疲れ様でした、またよろしう>3人
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2009/6/11  16:48

投稿者:hirocean

そうです、biscoさんの紹介を読んで入手しました。仰るとおり、シンプルながらもかなりの心理戦が展開される怪作ですね。「ゾロ目止め」のヴァリアントは今回使用しませんでした。

2009/6/11  14:02

投稿者:しゃみ・ぺけぺん

「デンクスト」って確か、biscoさんのサイトでも紹介されてたやつですよね?一連の福本作品や「嘘喰い」とか「ライアーゲーム」とかにも出てきてもおかしくない気配がしました。ちなみにGEEKにあったルールファイルによるとヴァリアントがあるそうです。

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