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2009/6/28

ヒョン宅ゲーム会090628  遊戯

いろいろあって5月は休止していた恒例のご近所ゲーム会だが、今月は新婚旅行から帰ってきたばかりのヒョン夫妻のお宅を借りて開催することとなった。ボドゲをいっぱいに詰めた10kg近いカバンを担いで30分ほど歩いていく。曇り空は涼しくて助かったが、途中からポツポツと雨が降り始めた。

今回の裏テーマとして、普段あまり家事をしないヒョンにいろいろやってもらうことになっている。2人で買出ししたあと、ヒョンに作り方を教えながら明太子おにぎりを用意した。「そんなに楽しくはない」とか文句を言いつつ、ヒョンは第2弾も含めて合計20個くらいのおにぎりを作っていた。

3時スタートの予定だったが、毎度のことながら三々五々集まってくる参加者を待ちつつだらだらと飲んでいたため、実際に遊び始めたのは5時過ぎくらいから。今回は初顔として相方の高校時代からの友人ヒサミさんが参加。多めの人数に対応できるパーティゲーム系を中心に取り揃えてみた。


ミッドナイトパーティ解説実況

ドイツゲームの帝王クラマーが20年前に作った鬼ごっこ双六。現在流通している新版のファンシー加減が微妙に気に入らなかったため、eBayで旧版を入手した。古城で開かれたパーティの参加者たちを地下牢のお化けが襲う。

2〜8人用。各プレイヤーは順番に自分の色のパーティ客コマを任意の回廊マスに置いておく。手番にはサイコロを振り、1・2・4・5が出たら同じ数だけ自分のコマを進める。お化けの目が出たら、お化けコマを3マス進める。お化けに追いつかれた客は地下通路に送られてマイナス点を被る。お化けが地下通路から回廊に出てきて以降、客は部屋に逃げ込めるようになる(1部屋1人まで)。+3点になる部屋が2つあるが、ここはちょうどの数でしか入れないうえに、お化けに追いつかれやすい場所にある。回廊から客がいなくなったら1ゲーム終了となり、得点が高いプレイヤーの勝利。

ヒョン夫妻・ヒサミさん・RYO・相方・私の6人にて。ドイツゲーにありがちなルールとして「いちばん若いプレイヤーから始める」のだが、ヒョン夫妻以外の4人は同い年。誕生日が最も遅いRYOがスタートプレイヤーとなった。自分の手番で考えることは(お化けを出さなかったとして)どのコマを進めるかと部屋に逃げ込むかどうかだけなので、気軽にどんどんサイコロを振る。本来3分の1の確率で進むはずのお化けが異様に速い。あっという間に12人(プレイヤー1人に客2人)中9人が喰われて終了。持ちコマ2人ともを部屋に逃げ込ませたヒョンの勝利。もう1回遊び、やはり期待値以上の活躍をするお化けに飲み込まれつつヒサミさんの勝利。

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【お化け速すぎ!】

敢えて言ってしまえば本当に単純で考え所の少ないシステムだが、お化けに追われるというシチュエーションだけで大人でも瞬間的に盛り上がることができる。お化けが出過ぎて客が蹂躙されたとしても「ひでえゲームだ!」と皆で笑うことができるし、お化けがスロースターターだとしても3点部屋を狙う駆け引きが生まれて面白そうではある。とりあえず次の年末年始に実家に持って帰って子供らと遊ぶ候補に入れておきたい。


私の世界の見方解説

以前から欲しかったパーティゲームで独アマゾンから買おうと思えば買うことはできたのだが、400枚ものカードのドイツ語を訳すのは無理なので諦めていた。そしたら「テンデイズゲームズ」にて和訳シール付が販売されたので注文し、ゲーム会当日の朝届いた。シールを貼るだけで3時間

2〜9人用。プレイヤーは名詞が書かれた「それ」カードを12枚手札にする。順番に親を担当し、「お題」カードを1枚引いて読む。例えば「私が新しい女性誌を発刊するとしたら、タイトルは『○○』がいい」というお題が出たら、親以外のプレイヤーは○○に入れたら面白そうな「それ」カードを手札から1枚選んで裏向きに出す。親は集まったカードに山札から1枚足して混ぜ、1枚ずつ発表していく。親が最も気に入ったカードを出したプレイヤーに得点としてそのお題カードが与えられる。山から取ったカードを親が選んでしまったら、親がマイナス1点。先に規定の得点を稼いだプレイヤーの勝利。

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【大きいほうが「お題」カード】

引き続き6人にて。この手のゲームのプレイレポは、具体的に面白かった「お題」と「それ」の組み合わせを紹介しないことには始まらないと思うが、あんまり覚えていないし記録も取ってないので略す。親が山札を選んだケースは一度もなかった。とにかく私の出す「それ」カードが全然選ばれず、終盤にやっと1枚だけ獲得という始末。「ユーモアセンスがずれてる」と宣告されたみたいで悔しい

こうした単純なシステムのワードゲームの出来不出来はカードテキストの内容如何によるだろうが、『私の世界の見方』のテキストはほどほどに奇抜で適度な可笑しさがあり、たいていは1つの「お題」に対して笑える組み合わせが1つか2つはできる案配になっている。日本人に馴染みのない固有名詞は和訳シールで日本版に変更されており(逆に日本人の女優名とかにされるとわからないのもあるけど)、そんなのを自力で訳す苦労を思えば個人輸入しなくて本当によかった。


クイズいいセン行きまSHOW!カワサキファクトリー

ゲームマーケット2009にて入手したカワサキファクトリー製作のクイズゲームの体なパーティゲーム。今年の新作ではないが、問題が100問増えた『祝!ゴールデン進出3時間スペシャル!!』である。

人数は多目がいいが、回答用のホワイトボードセットは10人分まで。司会役を持ち回り、問題カードに書いてある「数字で答えられる問題」を選んで読む(オリジナル問題を出してもよい)。各プレイヤーは妥当と思われる数字(決して問題に対する「正しい」答えではない)をホワイトボードに書き込み、クイズ番組風にオープンしていく(司会役の裁量)。並んだ数字のうち、中間値を書いたプレイヤー全員にプラス点、上端と下端の数値を書いたプレイヤー全員にマイナス点が与えられる。規定回数の問題をこなしたあとに最も得点を稼いだプレイヤーの勝利。

オーヤさんが到着したので7人にて。正しい答えが出るような問題はほとんどないので、参加メンバーのなかで最も平均的な感覚を持っている者が勝利する。私は「女性がケーキバイキングで摂取する平均カロリーは?」という問題でうっかり「18000」とか書いてマイナス点を食らったりしたが(『428』でケーキ3万カロリーってネタがあったせい)、プラスもマイナスもほとんど獲得しなかった。意外なことに、序盤から終盤まで中間値を出しまくってトップに立っていたのは相方だった。最終問題はベタに得点5倍ってことにしてオーヤさんが追いついたが、実質的に相方の勝利だろう。

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【ケーキ18000カロリー】

クイズに見せかけておいてゲームの本質はコミュニケーションであるというアイデアは秀逸。参加者全員の感覚を推し量ったり、他人との感覚のズレに笑ったりするゲーム本来の面白さももちろん素晴らしいが、見当もつかない問題の答えを純粋に知りたくなったりもする(「日本中にあるパトカーの台数」とか)。


タブラの狼(2009年版)解説当ブログ初回※いずれも2009年版に非ず]

「PS広島」で購入した2009年版『タブラの狼』。この新版に対応した「すごろくや」の『タブラの友』もGM2009にて入手済。

基本的なルールや能力者に変更はない。投票チップが追加されて昼のリンチ対象を決める投票ルールがはっきり規定されたことと、死亡しても幽霊として投票に参加できるようになった(死んでも傍観モードにならない)ことが今回の変更点となる。

カツキさんとスナっちが到着して9人になった。しばらく雑談しながら飲んだあと、ギリギリ規定人数を満たしていたため私が調停役となって和室でゲームを始めた。全員が不慣れなため、どのように議論を進めていいかわからないまま、予言者が名乗り出ないままに第一日の昼はRYOがリンチされた。これがドンピシャ人狼。最後は3人まで残ったが、もう一人の人狼だった相方がリンチされて村人の勝利。

RYOに調停役を代わって2回目。やはり予言者が現れないまま初日はスナっちがお亡くなりに。私も次の夜に死亡。またしても3人まで減り、最後の人狼がリンチされて村人の勝利となった。最初に死んだスナっちが人狼であったことまで1回目と被っていた。

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【左からキャラクターカード→幽霊カード→投票チップ】

同数得票の処理などが明確に処理できるようになって確実に遊びやすくなっている。最低人数でも充分に面白いが、やはりもっと人数を増やしてボディーガードや狂信者を加えたほうが刺激的だろう。何の手がかりもない状態だとやっぱり日頃の行いや雰囲気で殺されたりするから実はひどいゲームだよね


フルスロットルHABA

HABAの新たな小箱カードゲームシリーズのひとつ。ドイツeBayで入手した。カーレースがテーマだが実際はパズル系アクションゲーム。

2〜4人用だが、『ハイパーロボット』的に理論上は何人でも参加できる。6色のF1カーコマを置き、コースカードを3枚めくって並べ、誰かがサイコロを振る。コースカードには6色のF1カーが2台ずつグネグネのラインで繋がっている。サイコロで出た色の車を1枚目のカードから探し、ラインを辿って繋がっている車の色を確かめたら、2枚目でその色の車を見つけて同様に次の車を確認する。3枚目に移って最終的に行き着く車の色がわかったら早い者勝ちで同じ色のコマを取る。正しいコマを取ったプレイヤーがカードを1枚獲得する。最初に規定枚数を取ったプレイヤーの勝利。

何人かが『フルスロットル』の可愛げな箱絵に興味を持ったようなので、私がカードめくりとサイコロ振り(本来はプレイヤーが持ち回りで行う)を担当してゲームを始めてみた。遊んでいるうちに休憩して飲んでた人たちも参加してきてプレイヤー数が6〜7人に。どんどん正解のコマを取る人もいれば、さっぱり追いつかない人もいる。そのうちサイコロが振られた瞬間に当てずっぽうでコマを取る行為が蔓延しはじめたが、そんなカオス状態でもしばらくゲームは続いた。そしてなし崩し的に終了。みんなだいぶ酔っ払っておりました。

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【写真が見えにくくてすいません】

子供向け雑誌のおまけで見たことがあるようなゲームだ。単純だが、それゆえに大人でも真剣になる。視神経と反射神経が問われるため得意不得意がはっきり分かれるが、コースカードには易しい黄色と難しい赤色があり、枚数を増やして難易度を上げることもできるので、意外と汎用的に使えるゲームかもしれない。これも正月ゲーム候補かな。


はげたかのえじき解説

2年前の秋、初めて高円寺の「すごろくや」に行ったとき、店長さんが別のお客さんのために行った体験プレイに相方と混ぜてもらった。割と定番なゲームなのでいつでも買えると思ってそのときは買わないでいたら、いつの間にか絶版となって一時入手困難になっていたのだが、今年めでたくデザインも新たに再販された。「メビウスゲームズ」にて購入。そういえば宇多丸師匠が6月10日の「キラ☆キラ」内で紹介してましたね。

3〜5人用。2セットあれば10人まででもできる。各プレイヤーは1〜15の手札を持っている。−5〜10点の得点カード15枚(0点は無い)からランダムに1枚を場にオープンし、それを獲得するために(マイナス点の場合は獲得しないように)手札から1枚を裏向きに出す。最も高い数字(マイナス点の場合は最も低い数字)を出したプレイヤーが得点カードを獲得するが、同数の手札は相殺されて無効となる。1回使用した手札はもう使えない。これを15回繰り返して最終得点が最も高いプレイヤーが勝利する。

女子5人による対戦となり、私は得点カードをめくりながらルールの補足をしたりアドバイスをしたりした。3回繰り返し遊ばれたのは、簡単だけど頭を使い、時間もかからない名作であることの証左だろう。最後に私も参加して勝利した

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【3人バッティング】

私のセオリーとしては1〜5点に1〜5、マイナス点に6〜10、6〜10点に11〜15を出していく戦術を取ったのだが、同じ思考の人間がもう一人いるだけでバッティングしまくることになる。アイデアとしてはトランプゲームの『ミッチ』が元なんだろうけど、5人まで遊べてバッティングの妙を強調した点ひとつ取っても良い。ゲーム初心者を楽しませるには最適なゲームのひとつだろう。

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12時前に終了して解散となった。雨は上がっていて、相方が歩くつもりだったため、また10kgのゲーム鞄を担いで歩いて帰った。ヒョン、キョーコさん、部屋を貸していただきありがとう。皆様、7月以降もやりますのでまたよろしく。次回はウチかな(ゲームが重い)。
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