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2009/8/22

アジアンスイーツと餃子の会  遊戯

カツキさん宅にてベトナム式の甘味および餃子を作って飲む会が催され、ついでに8月のゲーム会も開かせていただいた。

昼過ぎに集合し、まずは手分けして料理する。女子がスイーツの素材をあれこれと処理しているあいだ、私とイシイさんは餃子を担当した。私はひたすらキャベツを細かく刻んでから塩を振って水を絞る。焼き餃子と、香菜入りの水餃子を準備した。

スイーツのほうもシロップだのタピオカだのが着々とできあがり、ちょうど3時ごろから食べ始める。何と言う名前だったか忘れてしまったが、グラスの中に煮豆や豆餡やナタデココなどの好きな具材を入れ、クラッシュアイスをたっぷりのせ、ココナツミルクや生姜シロップをかけていただく。ベタベタと甘くはなく、清涼感があって夏にぴったりのデザートだった。

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【ここからさらに具材が追加された】

餃子も上々の出来で好評だった。お腹が満ちたところで飲みながらゲームを始める。


リンク解説

もとはアメリカのコミュニケーションゲームだが、ルールを若干変えてドイツからも出版された。『ジョゼことばカード』2組を使用して遊んでみた。

4〜8人用。プレイ人数に応じて2枚1組のリンクカードと?カードを用意し、すべて混ぜて1枚ずつ配る。『ジョゼことばカード』には6つの言葉が書かれているので6面体サイコロを振ってお題を決める(本来は12面体)。プレイヤーは順番に、自分と同じカードを持つペアだけにわかる程度のお題に関するヒントを出していく。?カードの持ち主は適当なヒントを出す。一巡したら各人がペアだと思う2人の名前を密かにメモする。ヒントとメモをもう一度繰り返したらカードを公開して答え合わせを行う。ペア同士がお互いに当てれば5点ずつ得点し、他のペアを当てたらその2人から1点ずつ奪い、?カードの持ち主は名前を書かれるたびに1点獲得する。先に25点に達したプレイヤーの勝利。

その時点で集まっていた10人にて。公式ルールだと8人までだが、ペア4組と?カード2人で何とかなった。『ジョゼことばカード』は背にサイコロの目が印刷されているため、不透過スリーブに入れながらプレイする。いかにペアだけに通るヒントを編み出すかが勘所だ。最初に来たお題が「シーツ」だったため、「のり」と「地図」というヒントを出してみたら見事にペアが汲み取ってくれた。かなり露骨なヒントが(というかまったく同じ単語まで)出たりしたが、それが不慣れなためなのか、?カード持ちの罠なのかが曖昧で盛り上がる。4ラウンド遊んだところでヒント記録用紙が尽きたし充分楽しんだしということで終了する。

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【ヒントを書き込むホワイトボードとかほしいところ】

私は4回ともリンクカードが来たため?カードを持ったときの感じがわからないが(逆にムラタさんは4回とも?だったりしたが)、誰だかわからないペアに微妙なヒントを投げる面白さは他に類を見ない。お互いだけでヒントが通れば爽快だし、通らなかったうえに他人に当てられる惨めさったらない。他のコミュニケーション系パーティゲームとの違いは、お題そのものよりもプレイヤーの作る言葉のほうに比重が置かれていることだろう。そういう意味では『ディクシト』に似ている。


ファウナカジノロワイヤル

動物クイズゲーム。ドイツ語表記された動物名をどうしようか悩んだが、結局学名から検索しつつ自力で和名リストを作り、ゲーム自体はAmazon.deから個人輸入した。そしたら360種類もの動物を解説している冊子(当然ドイツ語)が入っていて、これはメートル法じゃなくなるかもしれないけど英語版を待つべきだったかと思った。

2〜6人用。お題となる動物の生息地域・体重・全長・尻尾の長さなどを推測し、該当する箇所に自分のキューブを1個ずつ賭けていく。全員が好きなだけキューブを掛け終ったら動物カードをボックスから出して答えを確認する。ずばり正解もしくはニアピンならば対応する得点を得られるが、外すとキューブを没収されて次回以降の賭けが不利になる。先に規定得点に達したプレイヤーの勝利。

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【お題は「何とかイワジカ」】

5人にて。別に異様に動物に詳しい人はいなかったので、何となくな予測が飛び交うこととなった。上の写真の「何とかイワジカ」のときは、今回初参加のマチカさんが「実はこれ知ってる」と発言して南米にキューブを賭けたため皆が追従したが、開けてみれば北米が生息地だったりした。プレーリードッグ(生息地1箇所)が出たとき、私はすぐさま北米のグレートプレーンだとわかって周辺にキューブを置きまくった。このときの得点によるリードを守って私が勝った。

動物に関する知識によって強さが露骨に変わるということで、いわゆる一般的なボードゲームとは趣きを異にしている。ただ、どこから先に賭けるかとか、知ってそうな人の賭けに乗っかるとか、1個ずつキューブをかけるシステムによってそれなりに駆け引きが生まれている。適当な見解を述べ合ったり偽情報を披露したりするプレイヤー間のやりとりも楽しい。何より動物知識がちょっと増えるのがよい。これ、完全日本語版を作って全国の動物園に置いてもらえば案外売れそうな気がするけどなあ。ドイツの動物園に置いてあったりするのかね?


それ何やねん?ボードゲームランド

オブジェを用いる連想ゲーム。Amazon.deより。これもジョゼことばカードを使って遊んだ。

3〜6人用(一応10人まで遊べる)。各プレイヤーは1〜6の数字が書かれたカードを持つ。円形の枠の中に10個のオブジェを入れ、残りは枠の外に並べておく。親を決め、6つのお題が書かれたカードを1枚公開する。親は自分のカードから1枚引いてお題を確定させ、10個のオブジェを使ってお題を表現する。他のプレイヤーはお題が何かわかったら早い者順で該当する数字カードをカード置きに伏せて出す。正解すれば出した順番によって得点が入り、親も正解者と同数の得点を得る。規定回数ののちに最も得点を稼いだプレイヤーの勝利。

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【オブジェ製作中】

まず親は、指定されたお題と10個の使えるオブジェを見比べて途方に暮れる。バッチリ表現できるという状況はまずないからだ。それでも四苦八苦しながらオブジェを取りはじめると、他のプレイヤーたちがどんどんカードを出してくる。皆さん察しがいい。そして答えを公開してから感想戦(もしくは糾弾会)が始まる。人を入れ替えながら適当な回数プレイした。

制限が課された中での表現力および洞察力と反射神経が問われる不思議なコミュニケーションゲーム。多少周囲と感性がずれていても、自分が親なら誰も得点できないだけなので平和だ(子のときに得点できないとダメだが)。親がわかりやすいオブジェを作る方向にインセンティブが設定されているので、オブジェが完成する前にだいたい子の回答が終わってしまうのが少し残念。『バルバロッサ』的に、正解と不正解のプレイヤーが半々くらいで最も点数が高い設定にすれば、親がブラフをかけたりできて楽しいかもしれない。あるいは歴史ネタや芸能ネタが含まれる本来のお題カードくらいの難易度設定にしたほうがよかったか。いずれにせよ、素晴らしく盛り上がる怪作でした。


グラフィティ解説

お絵かきパーティゲーム。本日のパーティゲームはほとんどまとめてAmazon.de便。お題を決めるゲームはすべてジョゼことばカードのお世話になった。

3〜8人用。各プレイヤーはお絵描きボードを持つ。親が情報を遮断されているあいだに、残りのプレイヤーはカードで決まったお題の絵を制限時間の1分以内に描く。できた作品はシャッフルして親に見せる。親はまずお題が何かを当て、最も気に入った絵を選び、各作品を描いたと思われるプレイヤーに返していく。それぞれのステップで親やほかのプレイヤーに得点が入る。規定回数プレイして最も得点したプレイヤーの勝利。

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【ひっぱると消えるお絵描きボード】

ことばカードで指定されるお題が簡単な名詞だったため親のお題当てが外れることはなかったが、初対面の人も旧知の仲も混ざる面子の描いた絵を返すのがけっこう難しかった。逆に、親が返す絵によってプレイヤーに対する考え方が露見するという黒い一面もある。

絵を描くプレイヤーは、できるだけ上手くかつ自分の作品だとわからないように描く必要があるが、なにしろ制限時間が1分しかないので図らずも地が出てしまう。親は親で、「これはこの人っぽい!」なんて自信満々に返した絵がよく違っていたりする。際どいバランスで成り立っている感じ。もっと抽象的なお題があったほうがもっと盛り上がったかもしれない。仮に絵で精神分析できる人がいたら、ますます楽しく、しかしよりブラックになるに違いない。


君はロボット解説

ロボットのパーツが描かれたカードを見せて目的のポーズをとらせるコミュニケーションゲーム。新宿イエサブにて。

4〜10人用。プレイヤーは2人ずつの組になり、一方が博士役、もう一方がロボット役になる。2つのポーズが描かれたお題カードを1枚引き、博士役全員でどちらのポーズにするか決めたらゲーム開始。博士役は「腕」「体」「矢印」などが描かれた指示カードをパートナーに見せ、先に目的のポーズをとらせたら勝ち。このとき、「ストップ」「(ポーズが完成して)勝った」以外の言葉を発してはいけない。先に5勝したペアの勝利。

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【指示カードとお題カード】

6人3ペアにて。私が説明したカードの見せ方や指示の出し方のルールが曖昧だったためか、矢印カードを動きの方向に動かしたりするプレイもあった。私とかRYOのペアはさっぱり意志が伝わらないのだが、女子高同級ペアになったヒサミさんとクミコさんが圧倒的なツーカー振りを発揮して(やや反則臭い動きもあったが)勝利。強すぎ。

もどかしい。指示カードの種類が少ないため伝えたいことがさっぱり伝わらず、「このポンコツが!」と心の中で毒づいたり、博士から「自分で考えろ」カードを出されて「ふざけんな!」と不信を募らせたり……するかどうかはペア次第だろうが。博士やロボットをやってても充分楽しいのだが、見物するほうがもっと面白いに違いない。

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カツキさん、ご馳走様でした。ゲームに参加してくれた皆様もありがとう。事情により、9月と10月のゲーム会はお休みになるかもしれませんが、また開催の折にはよろしくお願いします。
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