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2009/9/19

宇都宮合宿  遊戯

シルバーウィークの土日は本来相方の実家に行く予定だったのだが、いろいろと変更があって、大学の友人と宇都宮のM井君宅に遊びに行くという合宿企画に参加できる運びとなった。

19日朝、RYOの車に拾ってもらって寝ながら宇都宮に向かう。途中そこそこ渋滞もあったらしい。素晴らしく広いM井君のマンションに参加者6人が揃い、那須塩原へ出かけて「やな」漁の天然鮎を食ったり島崎酒造のどうくつ酒蔵を見学したりし、夜は宇都宮駅周辺で餃子を食った。19日夜から20日にかけてはゲーム会となる。


シャドウハンターズ実況解説

大学のサークルで最もプレイしたボードゲームといえば間違いなく『超人ロック』(の拡張同人版である『名大ロック』)だ。私の延べプレイ回数は4桁には届かないくらいだろうが、サークル内では全然少ないほう。『超人ロック』自体は入手が困難だし、『名大ロック』ともなると最低数十回は遊ばないと真の面白さがわからないため、自分で所有したいとは思わない。そこで、ロックを参考にしてもっと手軽に遊べるゲームにしたこの『シャドウハンターズ』をヤフオクにて入手した。

4〜8人用。各プレイヤーは密かに1キャラクターを担当し、自陣営もしくは個人の勝利条件達成を目指す。「ハンター」と「シャドウ」は互いを全滅させれば勝利。「ニュートラル」はそれぞれに異なる勝利条件を持つ。手番にはサイコロで場所を移動し、アイテムなどになる「白・黒カード」や他人の正体を知る手がかりとなる「おばばカード」を引いたり、ダメージを回復したりする。誰かが勝利条件を満たしたらゲーム終了。

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【反撃能力を持つワーウルフ担当】

経験者であるSYUCHOにインストしていただき、ハンター・シャドウ・ニュートラル各2名を6人に配ってゲーム開始。私は反撃能力を持つシャドウであるワーウルフだったのだが、開始早々おばばカードでSSに正体が露見してしまう。SSが殴ってこないのが仲間だからなのか反撃が怖いからなのか判断つかないのだが、とりあえず仮想敵に設定してゲームを進める。この手のゲームは適度に殴りあって同程度のダメージを蓄積させつつ様子を見るものだしね。最終的にSSとK塚君がハンターで、SYUCHOのアンノウンと私が倒されてハンター陣営の勝利となった。2回戦ではテレポート能力を持つハンター映魅を担当し、再びハンターの勝利。

勢い『ロック』に比べての感想になるが、『ロック』の持つ大量のデータと複雑さから生まれる汲み尽くせない奥深さを求めることは当然できないものの、ちゃんと正体を探りあう駆け引きとアイテム強化の楽しさが備わっているし、圧倒的にプレイ時間が短くてシステムがわかりやすいのは大きな利点だ。一部ニュートラルの勝利条件がキツすぎる気もするが、バランスも取れている印象を受けた。でもキャラクター10人はちょっと少ないかな。追加キャラクターセット(絶版だけどHPからダウンロード可能)を入れたほうがより面白そう。


タッチ オブ イヴィル当ブログ初回

SYUCHO持参。3対3のチーム戦で上級ヴァンパイアと闘う。私はまたも詩人ダンフォース担当となり、チームの協力もあってSpiritを集めに集め、最終的には戦闘時にサイコロ13個振れるようになっていた。SSがミステリーカードを引くたびにタウンエルダーが死ぬうえにすべてヴァンパイアの仲間になってしまい、闇の勢力の強さが恐ろしいことに。攻めあぐねてカード集めに終始しているうちにプレイヤー自身が酔いと眠気にやられて次々とダウンし始める。恐るべしヴァンパイア!仕方ないので残ったプレイヤーのみで協力プレイに切り替え、死力を尽くして何とかヴァンパイアを仕留めた……と思ったのだが、ヴァンパイアが強化されるルールをひとつ適用し忘れていたため、実質的には敗北だったという落ちでした。

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【そういやエキスパンション出ましたね】


10の怪事件しなちくのあれこれ

1986年に翻訳版が発売されたシャーロック・ホームズものゲームブック。このあとに『呪いの館』と『死者からの手紙』の2作が翻訳出版されている。今回遊んだのはRYOの持参物だが、私も当時購入した3部作を大事に持っている。

通常のゲームブックは番号が振られたパラグラフを辿って物語りを進める一人用の本だが、このシリーズはロンドンの住所(もしくは館の部屋)がパラグラフになっており、推理に従い各地を訪れて事件の手掛りを集めていく。また、事件の日程に沿った10日分のタイムズが用意されており、過去記事からも手掛りを拾う必要がある。こうした構成なので何人でもゲームに参加し、知恵を絞ってホームズの超推理に挑戦することができる。事件の真相はホームズによる最適解で示されており、答え合わせによって得点が入るようになっている。

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【タイムズと地図と本】

退役軍人が自宅で殺害された「錫の兵隊」事件に挑戦した。ネタバレになるので詳細は伏せる。割りに素直な事件だったため調査ポイント数や真相に関してはホームズに肉迫したものの、錫の兵隊に関する謎を深読みしすぎて外してしまった。事件の本筋と関係ない副問とシャーロキアン御用達のキャノン(原典)に関するマニアック問題も用意されているのだが、副問に関しては答えだけで解説がないのでもやもやが残る。

通常のゲームブックともボードゲームとも異なる特異なゲームで基本的に1度しかプレイできないが、皆で頭を絞って意見を戦わせる楽しさは他に類を見ない。残念ながら絶版のうえ再販の見通しも立っていないようだ。PCエンジンでいくつかのシナリオが移植されていたらしいので、ぜひバーチャルコンソールで配信してほしい。


バカデュエルBGG

何か安くて面白げなゲームはないかとB&Bのページを漁っていて見つけた名前("Stupiduel")からして馬鹿そうなカードゲーム。

2〜8人用。プレイヤーは手番に手札からアイテムカード(キャンディ、ハムスター、タキシード、等)1枚と任意の枚数の修正カード(放射性の、超巨大な、10億の、等)を出して他のプレイヤー1人を攻撃する。攻撃方法はストーリーテリング、すなわち自分が出したアイテムでいかに相手を死に至らしめるかを自由に描写する。攻撃された側もアイテム及び修正カードを出し、いかに攻撃を防御するかを描写する。防御が成功したと攻撃側が納得すればそこで終わりだが、譲れない場合は2人を除くプレイヤーの多数決で攻撃の可否を決定する。3回攻撃を受けたプレイヤーはゲームから脱落し、最後に残ったプレイヤーの勝利となる。

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【赤がアイテム、緑が修正】

私が『スティールドライバー』のルールを読んでいるあいだに他の5人が始め、あとから私も参戦した。いろいろと馬鹿馬鹿しい攻防が繰り広げられたが、SSが出した「8×」「100万の」「タキシード」による「800万着のタキシードが押し寄せてきて圧死」攻撃とかが印象に残っている。「毒入りキャンディーを食べてしまって死亡」みたいな防御側の能動的アクションが必要となる攻撃方法に関して疑義が生まれたりしたが、他のプレイヤーの判断に委ねる方向で落ち着いた。全員の死亡カウントが2回ずつになったところで中止して昼食に出かけた。

男子がよくやる「スーパー一億万回破壊ビーム!」「ウルトラ無敵バリア!」的ごっこ遊びをカードとルールでちょいと規定したゲーム。必然的に馬鹿なノリになるが、限られたアイテムカードで状況と展開をこじつけるのが思いのほか難しくて頭を使う。説得力と勢いと黒い発想が大事なので、これを楽しめる面子は限定されるだろう。特に女子は混ぜられないねえ。


スティールドライバーBGG

マーティン・ワレスのチャリティセールで『アフター ザ フラッド』とともに入手したワレスお得意の鉄道ゲーム。

3〜6人用。北アメリカに鉄道を引こうとする6色の鉄道会社がある。プレイヤーは投資家であり、毎ラウンド競りで投資して会社の経営権を獲得し、自分が投資した物資を用いて鉄道を敷設していく。繋げた都市によって収入が入るほか、大陸横断ボーナス、ゲーム終了時に各都市から集める物資の収入を加えて最も金を稼いだ投資家の勝利。

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【5ターン終了でこれから物資確保】

6人プレイでは毎ラウンド6個の投資キューブを得られる。人数と会社数とが同じなので基本的には1人が1社を担当する展開になるのだが、獲得できる会社はラウンドごとに変わってくる。自分が育てようとした路線を横取りされて食い散らかされることなど日常茶飯事。冷徹にならねば投資家などできない、などとダニエル・プレインビューみたいな気分になりつつも、私は最終的に赤路線を獲得すべくゲームを進めていった。中盤で失速して投資キューブを余らせたSSが最終的に2社の権利を獲得し、そのとばっちりを受けたM井氏は物資獲得ができず。しかしトップは手堅く稼いでいたRYO。私は物資でそれなりに挽回したが3位だった。

気にしなければならない要素はそれほど多くないが、他人の思惑と場の空気を読まないと毎ラウンド頭の競りで脱落しかねないシビアさが常にある。6人プレイだと1ラウンドに建設できる路線が少ないためか、大陸横断ボーナスが地味に効いてくる手応えだった。充分に頭を絞らされたが、プレイヤーに対して会社が余る4人プレイくらいのほうがより面白そうだとは思う。鉄道ゲームとはいえ、金さえ稼げれば路線がどうなろうと構わないという資本主義の暴走的な雰囲気は好き嫌いが分かれるところかもしれない。


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たいへん楽しい合宿でした。場所を提供していただいたM井君、車出してくれたRYO、遊んでいただいた皆様、どうもありがとうございます。
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2009/9/27  14:45

投稿者:hirocean

それは奇遇!
私も宇都宮駅でレモン牛乳を味見しました。どこか懐かしいような不思議な飲み物ですね。

2009/9/26  20:06

投稿者:ふうか

すごい偶然ですが
その日は宇都宮駅でレモン牛乳買ってました(笑

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