◆ボードゲームの索引・話題はこちら→ボードゲーム総合案内
 ◆伊集院光深夜の馬鹿力Podcast版一覧はこちら→深夜の馬鹿力Podcastメモ
 ◆最新記事は左側の「近事」、最新コメントは「諫言」を参照ください

2010/11/26

高田馬場ゲーム会101126  遊戯

高田馬場某所にて月一で開催されているゲーム会に仕事上がりで参加した。参加者10名程度の募集と聞いていたが、行ってみたら思ったより人がいて若干手狭だった。久しぶりに会う人もいて、始発の時間まで徹夜でいろいろと遊んだ。


ゴッドファーザー当ブログ解説

以前3回に分けてルールを紹介したミハイル・リーネックの『ゴッドファーザー』をM氏、H氏に付き合ってもらって遊んでみた。3人プレイなので4色のうち1色はNPCコマになる。私はタッタリアファミリーとなってマンハッタンでしのぎを削る。

ルールだけ読んで妄想していたときは、サイコロの出目に翻弄されつつもコツコツとリソースを積み上げていって手堅く稼いでいくようなイメージだったのだが、これがやってみたらまあ盤面が激しく動き、思うように儲けることができない。とりわけキツいのが3列目赤で発動するFBIのガサ入れで、これが連発すると盤面から綺麗にマフィアたちがいなくなる。途中、我がタッタリアファミリーは4人くらい刑務所送りにされていた(のちほど4列目赤で回収したけど)。また、敵ファミリーをハドソン川に沈めつつ商売を乗っ取る3列目黒は、そのとき相手に渡す屈辱マーカーをあとから最大5000$で買い戻さねばならなくなる危険があるため、積極的に使っていこうとは思わなかった(1回使った結果3000$マイナスになったけど)。でもハドソン川から復帰する手段はほとんどないので、乗っ取りの応酬が炸裂すればそれはそれで面白い展開かもしれない。私は5000$の収入がある賭博場2箇所を押さえて上がりで稼ごうとしたが、うまく発動したのは1回きりでダントツの3位。屈辱マーカー返しで稼いだM氏の勝利だった。

クリックすると元のサイズで表示します
【マンハッタンのマフィア半壊】

所詮はサイコロの出目、ある方向性を目指すと不本意な出目を選ばざるを得なく、場当たり的に良い出目を取っていくと中途半端な稼ぎに落ち着く危険がある。とはいえ純粋に運頼りでもなく、イベントカードや友人タイル、「評判」と「影響力」を上げることで得られる6種類の特殊チップの効果などが不安定な展開を抑制するアクセントとなっている。盤面がダイナミックに変わりがちで、とらえどころのない流れに乗りながらマフィア抗争の雰囲気を味わえる。きっちり7ラウンドで終了するため時間もそれほどかからない。欠点を挙げるとすれば、一人の手番で「サイコロを振って選択」を3回繰り返すため、他のプレイヤーがやや暇なこと。サイコロを分担して全員で振るようにすればいいかもしれない(他人のためのサイコロを自分の「警官」で振り直せるとかして)。


サンダーストーンカジノロワイヤル

国内外に数ある『ドミニオン』インスパイア系デッキ構築カードゲームのひとつ。プレイヤーは冒険パーティを組んで村とダンジョンを行き来し、怪物を倒しながらダンジョンに隠されたサンダーストーンを取り返すというファンタジーな世界観である。

手札でカードを獲得して自分のデッキを構築しつつ勝利点を増やしていくという基本的な流れはドミニオンと変わらないが、村とダンジョンという2つの舞台があるため要素が増えている。村でアイテムを買う金のほか、敵を倒すための攻撃力、ダンジョンに潜るための明かり、冒険者がレベルアップするための経験点などが絡み合っている。違うカードセットで2回遊ばせてもらったが、どちらもカードの回し方がうまくいかず点数は振るわなかった。

クリックすると元のサイズで表示します
【1回で使うカードの種類は多め】

要素は多いが使う場所がはっきり分かれているので煩雑さは感じない。村でしっかり準備をし、満を持してダンジョンに挑む感覚がウィザードリィ的なダンジョンRPGを彷彿とさせ、ドミニオン系に欠けがちなテーマとシステムとの合致感が補填されていると感じた。ただ、ダンジョンに挑んだ際の結果は手札の揃い具合でほぼ100%決まっているため、ダンジョンハックの緊張感や達成感は薄い。ドミニオン派生ゲームとしてはかなりオリジナティを発揮しているシステムなので、テーマが苦手でなければ一度遊んでみることをお薦めしたい。


暗黒の金曜日BGG

フリーデマン・フリーゼの株ゲーム。フリーゼゲームには「名前にFが入っていて緑色」という縛りがあるため、「ブラックマンデー」じゃなくて金曜日(Freitag)になっている。欧米で市場取引を象徴する牛と熊が殴り合いをしている怪しげなボックスアート(リンク先参照)に惹かれてAmazon.deから輸入。

2〜5人用。プレイヤーは株式市場で5種類の株を売買しながら金を稼ぎ、できるだけ多くの銀を買い集めねばならない。手番には、1:株を購入するか、2:銀を購入するか、3:株を売却するか、4:パスするかを選ぶ。株買い・銀買い・株売りの回数のいずれかが5回(5人プレイ時は6回)に達した瞬間に値動きが発生し、袋から引いた株の数によって各銘柄の価値が上下したり銀価が上がったりする。株価の上昇によって市場レベルが上がり、一度に購入できる株・銀の数や借り入れられる補助金の上限が増える。これを繰り返し、初期値20の銀価が100になったらゲーム終了。株を精算して銀を買えるだけ買い、所有する銀の数が最も多いプレイヤーの勝利。

クリックすると元のサイズで表示します
【手前から銀価、株価、購入・売却トラック、奥にある5色のコマが株】

クリックすると元のサイズで表示します
【スクリーンに隠した所有株と銀、右にあるのが補助金】

徹夜でゲームする覚悟を決めた人たちを誘って5人にて。初期状態では所持金が0なので、まずは40まで借りられる補助金をもらって株を買うなり銀を買うなりする。補助金は最後まで返す必要がないが値動きのたびに5%の利子を徴収される。序盤は買える株の数も値動き幅も小さいが、株価は着実に上がっていく。しかし、ゲームが進行するにつれて袋の中に黒コマが混入していき、値動きのときに黒コマがたくさん出ると一気に株価が暴落する。どこまで株を買ってどこで売りに転じるか、どのタイミングで銀を買いに走るかが非常に悩ましくてスリリング。中盤、5番手プレイヤー氏がうまく株を売って得た所持金と追加アクションカード(手番の不利を緩和するため2番手以下のプレイヤーが追加行動できるカード、1回使い切り)を用いて安めの銀を2度買いし、その差が埋まらずに勝利した。私は持ち株の値がうまく上がって最後に追いかけたが同率2位止まり。

株取引らしさを見事に再現した素晴らしいシステムに、ゲームプレイ中も終了後も参加者から賞賛の声が漏れ続けた。自分なりの展望を持ちつつも場の流れを睨んで臨機応変に動かねばならない戦略性を『プエルトリコ』に比する人もいた。値動きの結果はほとんど運任せだが、値動きが起こるタイミングはある程度測れるし調整もできる。ヒリヒリするような読みと賭けに頭を回転させる一方で、中盤まで高値を維持していた緑株が最後は6まで暴落するというドラマもあったりする。久々に純粋なシステムに対して☆をつけたい傑作。ぜひ遊んでみていただきたい。自作の日本語リファレンスを置いておきますね↓。

『暗黒の金曜日』リファレンス


レース フォー ザ ギャラクシー(日本語版)当ブログ初回

ホビージャパンから拡張まで含めて完全日本語版が発売されている『レース フォー ザ ギャラクシー』をその日本語版基本のみで1回プレイした。自分も拡張1まで日本語版を入手したのだが、最近はもっぱらPC版でCPU相手に遊んでいる。そのおかげでルール説明はほぼ不要だったけど。

4人にて。開始ワールドが嗜好品(青)生産消費惑星だったためそのまま生産ワールドを増やし、生産→交易→消費のサイクルでカードと勝利点を稼ぐオーソドックスな戦略を取る。『プエルトリコ』よろしく頻繁に生産すると周囲からありがたがられるものだが、自分もしっかり稼いで6点発展カード2枚のボーナス点を加算し、僅差で勝利した。

久々にやると、やっぱりソロプレイ感が強いし所詮はカードの引きがでかいと思うのだが、それすらも大宇宙の孤独と広大さを表現しているようにも感じられてきて、できあがった自分の宇宙を眺めながら独特の達成感に浸ってしまう。いまとなっては古臭いSFテイストに満ちているこのテーマの選択は的確だったと言わざるを得まい。相方にも布教しよう。
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ