2009/5/24

子ども議会  議会

 先日22日の書き込みで、その日の午前中に議会運営委員会が開かれ、午後から勉強会に入り、今定例会に提出される諸議案についての概略説明を各担当当局より受けたことを報告しましたが、今定例会の当初に提出される予定の11議案のうち、平成21年度一般会計補正予算の中で興味深いことが一つ取り上げられていました。
 それは平成23年度から展開されることとなっている本市の新総合計画の策定事業について、事業予算を増やしてより多くの市民の方々のご意見を募ろうとする3つ取組みでした。
 それぞれの取組みの詳しい内容については、これからの本会議、所管となる各委員会などでさらに詳しく説明され審議を重ねるわけですが、その概要を紹介すると、1つめは「ハガキによる全市民対象の意見募集」、2つめは2000人の市民の方々に無作為に募集をかけ、そのうち50名程度を対象とした「市民懇談会の開催」、そして3つめは市内小・中学生を対象とした「子ども議会の開催」を企画しているということであります。
 この3つの取り組みのうち「子ども議会」については、以前、平成18年第4回定例会において私が一般質問で取り上げたことがあり、次代を担う子どもたちにぜひ様々な意見を聞く機会として、その開催を提言させていただいたことがあります。私が「子ども議会」を取り上げたのは“星野時代”で、「子ども議会」の定期的な開催を求めたものでありましたので、今回の新総合計画策定事業で企画されたきっかけになったものとは思われませんが、これを機会に定期開催へと進んでいってくれたらと願うものであります。
 今のところ小学校11校各1名の11人、中学校6校各2名の12人の計23名の“議員さん”の出席、夏休み中の8月中旬頃の開催を予定しているとのことです。もちろんこれは、これから審議される平成21年度一般会計補正予算が可決されてのことでありますが、“今の座間、そして将来の座間”を子どもたちがどう考えているのか、また大人の視点にはない子どもならではの奇抜な発想や提言も期待されることから、今から大変楽しみな企画であります。

平成18年第4回定例会、私の「子ども議会」についての一般質問については、よろしければ「続きを読む」を開いてご覧下さい。




 

1回目質問 
 次に、通告してあります2つめの子ども議会についての質問を進めてまいりたいと存じます。
 先月の20日ごろだったでしょうか、新聞をめくっていますと、ある見出しが目にとまりました。それは、「身近な話題を論戦」「小・中・高生参加、愛川町で子ども議会」というもので、愛川町と愛川町教育委員会が子供たちが町政に対し意見や要望を発表する子ども議会を開催したことの記事でした。記事の主な内容は、子供たちに町政への理解と町民としての自覚、郷土愛を高めてもらおうと行われたとのことであります。6回目となる今回は「子供から見たまちづくり−夢を語ろう−」をテーマに、公募で選ばれた町内の小・中学生、県立愛川高校の生徒、計19人が登壇、山田町長や町幹部職員と論戦を交わし、子供たちからは、「遊び場をもっとふやしてほしい」「室内プールを新設してほしい」などの要望が出たほか、道路などのバリアフリー対策や防犯活動についての意見も相次いだということで、私自身大変な興味を持ちました。
 それから数日の間、パソコンを開いてネットにつないでは情報を集めたのですが、ここ近日中では藤沢市や茅ヶ崎市、相模原市でも開催されているということがわかりました。1例を挙げますと、藤沢市の藤沢こども議会は、子供議員からの提言及び質問の発表とそれに対する回答で構成されており、将来を担う子供たちが本市のさらなる発展に向け、より住みやすく、快適なまちづくりのため自分たちの持っている考えや意見を発表することにより、市政への関心を高めるとともに、子供たちの社会参加を推進することを目的に実施されているとのことです。このような目的から、平成7年度に藤沢こども夢議会として小学校4年生から6年生を対象に始まり、平成12年度から中学生と小学4年生から6年生の隔年開催となり、今年度で12回目、中学生を対象としては今回4回目となるそうです。今年度も公募による市内の中学生43人が子供議員として参加し、7月から3回の事前研修会と、それ以外にも各班ごとに集まり、市政に対する提言や質問内容の検討を重ねたとあります。
 どこの子ども議会も目的については大体似ており、市政、議会への関心を高めること、子供たちの社会参加を推進することなどですが、いわゆる子供議員の集め方はさまざまで、藤沢市、愛川町の公募方式、平成11年度から開催している相模原の学校推薦方式、平成16年度から開催の茅ヶ崎のように中学生や小学校高学年の各校代表による一部の選ばれた子だけでなく、ある学校1学年全員といった独自のスタイルで実施しているところもあります。
 さて、ことしの各市で開催された子ども議会の記事を拾ってみますと、次のとおりでした。「記事のとおり」と誤解のないように先に申し上げておきます。11月11日の藤沢子ども議会は、市内17中学の1年から3年生42人が登壇、議長役の生徒の進行のもと、五つの班ごとに7月から練ってきた課題をそれぞれぶつけた。合併案を披露した都市計画班、中小企業の知名度アップを訴えた産業向上班のほか、防犯、少子化、環境について図などを使って発表。環境班は海岸ごみを減らすため現金と引きかえにごみ袋を預けるデポジット制を提案、大人のモラルが子供に影響していると指摘した。質問タイムでは市の借金は返済できるのか。むだはないかなど厳しい追求も。山本市長は「非常に緊張した」。一方、子供からは「答弁はわかりやすかったが、もう少し具体的に簡潔に話してほしかった」「再質問もしたかった」という声が出ていた。
 次に、茅ヶ崎市の子ども議会は13日に行われ、市立鶴嶺小学校の6年生104人が参加した。通学路の歩道が狭くて危険」「防犯灯をふやして」など安全に関する質問や要望のほか、「雨が降った後の道路に水がたまって困っています」などと市の長年の懸案をつく指摘も。質問に丁寧に答弁した服部市長は、「細かなところまで目を向けてくれて感謝します。これからも気づいた点があったらすぐに知らせて」と呼びかけた。「答弁内容を真剣にメモする議員がいる一方、ちょっと退屈そうにいすにもたれかかった姿があるのも本物さながらだった」と記事にありました。
 また、相模原については、相模原市議会議場で11日、中学生による子ども議会が開かれ、県北合併を踏まえた相模原PR大作戦などをテーマに子供議員が小川市長と論戦を交わした。議員による、議員はこれは子供議員のことですね。「いじめは絶対許さない」という緊急アピールも提案され、全会一致で採択された。市内36中学校(公立34校、私立2校)の各代表36人が議員として議場に着席。相模原PR大作戦では、複数の議員が「交通の便の確保が必要だ」と指摘。小川市長は「公共交通網の充実、小田急多摩線の延伸、新交通システムの構築に取り組む」と強調した。「緑と都市の共存を」「新しいシンボルをつくったらどうか」「人が触れ合える公園をつくってほしい」。新市を全国に発信するアイデアを一人一人提案すると、小川市長は「旧相模原市と旧津久井町の資源をお互いが知ることが大切だ。そうすればおのずとアイデアが出てくるのではないか。皆さんも市政に参加して若いアイデアを出してほしい」と要望した。議員らはみずから提案した「いじめは絶対許さない。みんなで手をとりあって行動しよう」という緊急アピールを採択し、子ども議会を閉会した。
 以上、ことしの各市で開催された子ども議会の記事を紹介しましたが、単なるセレモニー的なものではなく、鋭い質問や指摘、すばらしい提言が幾つかあったようです。特に、相模原の子ども議会のいじめについての緊急アピールは今回の一般質問でもいじめに関しては多くの議論があったように、現在の社会問題の一番の関心時として、地元紙だけではなく中日新聞などの地方紙にも掲載されるくらい注目されるものでありました。
 そこで、ぜひ本市でもこの子ども議会を定期的に開催し、次代を担う子供たちの生の声を聞きましょうよということが、この一般質問の主旨であることは想像がつくこととは思いますが、歴史をひもとくと、開催されてたのですね、本市でも。正直申し上げて今回このように関心を持つまでは私も知らなかったのですけれども、調べてみますと、近年では平成13年8月20日、「ざま子ども議会21」と称して市政施行30周年及び新世紀のスタートを記念する事業の一環として、市内小・中学校の児童・生徒が将来のまちづくりなどをテーマに市議会を疑似体験することにより、子供たちに議会の仕組みを知ってもらい、地方自治への関心を高めることを目的として、小学生11名、中学生12名の合計23名の議員を各学校より推薦していただき開催したとのことです。テーマは「21世紀のざまのまちづくり」「21世紀を担う子供たちが、自分の夢を語る中で、将来の座間市を考える」という内容でしっかりと残されている議事録を拝見しますと、議員1人2、3分程度の一般質問という形で、市長を始めとする当時の理事者の皆さんが各議員のさまざまな質問にご答弁をなさっています。「学校の安全」「環境・ごみ問題」「福祉」「騒音問題」などの質問がされておりますが、何よりも感動したのは「スポーツ施設・行事」についての質問をしている男子小学生がいて、施設・行事が少ないことを訴え、「スポーツ施設をふやし、スポーツ人口もふやして、スポーツで盛んな見どころある街座間市をつくってほしい」と要望しています。私の先輩に当たるのですね、この人は。
 5年前に開催されたざま子ども議会21、初めての試みで大変ご苦労されたともお聞きをいたしました。企画側は30周年記念事業として幾分セレモニー的要素を含んでいたかもしれませんが、しかし、議事録を拝見する限りでは、決して他市の現在開催されている子ども議会に見劣りすることのない、どれもみなしっかりとした子供たちのすばらしい生の声でした。もう5年も前になりますが、市長にはここはよく思い出していただき、その当時の感想をお聞きしたいのと、市長の子ども議会について、またその開催についてのご所見をお伺いするものです。

市長答弁
 私の方には伊田議員さんの方から子ども議会の関係でお尋ねをいただきました。平成13年でございましたけれども、その当時を思い起こして率直な感想をということでございました。私たち大人にない非常に純粋な、非常にすばらしい発想の中でさまざまな質問をいただきました。それは、やはり小・中学生らしい視点、そしてまた角度、そういう関係で大変厳しい質問をいただいたわけでございまして、ただ、そういうふうな発想からくる発言に、率直に申し上げて私は参加した子供たちに非常に将来への希望を持たせていただいたと、率直に感じました。
 今後の関係につきましては、またよく教育委員会と協議をさせていただきたいとこんな考えを持たせていただいております。

再質問
 子ども議会の方は感想も感想として短かったのですが、精査しますと言って非常に、考えようによっては「お、いいな」と思うのですけれども、逆に考えると非常に淡白なご回答で、ちょっと拍子抜けしてしまったのですが。今、前任者もいろいろ質問が、さっき言ったいじめの問題、そういった問題もあるのですけれども、似たような教育関係の会議もあるわけですよね。ですから、そういった似たような会議を一つぐらい削っても、こうやって子供たちの生の声を聞ける子ども議会というのを、決して先進ではなくて後発ですけれども、現代からすれば入れていってもいいのかなと思っているわけです。特に先ほど申し上げた相模原の子ども議会で提言されましたいじめの問題などについては、これからの教育行政ではそういうことを聞いていくということでは必須アイテムではないかなと思うわけです。
 協働のまちづくりということで本市もやっているわけですけれども、先ほどから前任者の中でもいろいろ幅広く意見を聞きましょうとか、聞いて議論をする、先ほどそういうふうなお答えもありました。そういった意味でも年配の方、成人の方、そして子供の方、幅広く意見を取り入れて、今後のまちづくりをやっていっていただきたいと思うのですが、ただ、先ほど幾つかの例を挙げたのですけれども、そこは割と一般質問という形で答えを答弁するという形のものが多いわけですね。もし、先進市はあるわけですけれども、もう一歩進んで、例えば討論形式にしてやる子ども議会などというのも取り入れて、中身ですね、やる形式として考えてみたらどうかと思うのですね。というのは、先ほど何度も言っているいじめ問題については、これは賛成討論、反対討論というのはないと思うのです。いじめていいよ、悪いよってそういうのではないのですけれども、例えば学校給食、これについても例えば賛成討論と反対討論という形で子供たちの生の声を聞くのもしかりではないかと思うのです。
 例えば家の子供の話ばかりして申しわけないのですが、家の今6年生の子が「中学へ行ったら弁当なんだけれどどうだ」と聞くと、彼は「弁当にしたい」と言うのです。というのは、私も弁当を持って来ているのですけれども、その中身を見て、好きなものが食べられるから弁当がいいって言うのですね。お姉ちゃんの方に聞きますと弁当の方がやっぱりいいと言うのですよ。というのはなぜかというと、彼女にとっては少しダイエットしたいからとか、女の子だとそういうことがあるのだよと。だから量を少なく持っていけばいいのだけれども、やはりちゃんと給食として出された場合にそれを残すのは心もとないということで、弁当の方がいいよと言っている子供の声。家の子だけでは何ですから、周りの子にも聞いてみますと、逆に弁当よりも、今の学校の給食はすごくおいしいんだと、今のメニューというのはすごく変わっているわけです。ちょっと僕も食べたことがないようなメニューのものも多いわけですよ。そうなると、やっぱり今の学校の給食がおいしいから中学校でも給食を食べたい、そういう子も家に遊びに来る子で何人かいます。そういった生の声を例えば賛成と反対に分けて聞いて、そういうのを一つの参考にしていろいろ行政の方でも協議をされていく、そんな形もとったらいかがかなと思っております。
 それとまた、前任者が中・高生の居場所づくりということで質問なさっていましたけれども、では彼らにそういうふうなテーマを与えて児童館の使い方、こういうことで使わせてもらえないかとか、こういう発想で僕たちは思うけど、では運営はこうしてやったらどうだろうかとか、そういう若い人の生の声を聞けるのではないかと思うので、先ほど質問の中で定期的にやったらどうだということでお話をしたわけですが、精査をしていただくということだけだったのですが、ちょっと一歩突っ込んで、定期的な開催についてどう思われているか、もう一度市長の方からご答弁をいただきたいと思います。

市長再答弁
 子ども議会のことで淡白な答弁だと。決して、私は誠意を持って答弁しているつもりでおりますが、また再度具体的なお話をいただいたわけでございますが、それは伊田議員さんとして子ども議会への必要性、そしてその実現を強く求める、そのお立場での具体的な提言として受けとめをさせていただきます。なおかつ、その定期的な開催についてはそういうものも含めて今後よく精査をさせていただきます。

再々質問(3回目登壇)
3回目になるのですけれども、誠意を持ってお答えいただいたということなので、子ども議会を来年とは難しいかもしれませんけれども、ぜひ積極的にお考えをいただきたいと思います。

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