「No Reservations(幸せのレシピ)」
その他のレビュー(映画など)
ラスト30分が納得しにくいなあ
2007年のアメリカ映画で、主演はキャサリン・ゼタ=ジョーンズとアーロン・エッカート。ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のリメイクだそうです。協調性に欠ける凄腕女性シェフが陽気な男性コックや姪と一緒にステップアップしていくお話。
ストーリーです。ケイト(ゼタ=ジョーンズ)はフランス料理店の料理長で、大変優秀なのですが生真面目すぎる点があり、時にお客に喧嘩腰で対応することさえあります。ところが、彼女の姉が突然交通事故死してしまい、姪のゾーイを引き取らなければならなくなります。これまで良好な関係だった姪とはいえ、ふたりで暮らすとなると思うようにはいかず、ケイトはゾーイへの接し方に悩みます。しばらくケイトが店を休んでいる間に、オーナーはイタリア料理で名を上げたニックを副料理長として雇い入れます。厨房でオペラを歌いながら料理するニックの姿は、ケイトにとっては許し難いものでした。しかし、緊張状態にあったゾーイとの関係はニックの陽気なキャラクターによって緩和され、ふたりはお互いにリスペクトをするようになっていきます・・・
この映画、途中まではかなり面白かったと思います。特に、ニックがやってきてサファリ料理をするあたりなどかなりよかったし、またニックがマフラーを取ろうとするシーンもとてもしゃれています。そこからニックがお泊まりする展開になって、現実ならそれでおしまいでもよさそうなところ、映画ですからもうひと山が来ます。個人的にはここが駄目なんです。オーナーの態度を見ていれば、「ケイトとずっと一緒にやっていくのが難しいのなら首をすげ替えて」と思うだろうのは当然であり、実際そういう展開になるのですが、あまりにも当たり前すぎてちょっと醒めてしまいました。
あと、ゼタ=ジョーンズはきれいな人ではあるのでしょうが、年齢は残酷なもので、アップが辛くなってきていると思います。評価は☆☆☆でした。

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