「Executive Decision(エグゼクティブ・デシジョン)」
その他のレビュー(映画など)
最後はやり過ぎだと思った
1996年のアメリカ映画で、主演はカート・ラッセル。化学兵器を積み込んだ旅客機がハイジャックされ、ワシントンに自爆テロを強行しようとするのに対し、米軍は特殊部隊を機内に送り込んで対抗するお話。
ストーリーです。アラブ系のテロリストが化学兵器を強奪し、それを大型旅客機に積み込んだ上、機をハイジャックします。組織の指導者を解放しろという要求ですが、情報部のグラント(ラッセル)は、彼らの真の狙いは飛行機ごとワシントンに突入し、東海岸を壊滅させようというものではないかと推測します。これに対し、グラントを含む米軍の精鋭チームが乗り込んでいくのですが、実戦部隊の兵士がのっけから脱落してしまい、技術担当者のグラントらもテロリストと対峙することになります・・・
大体、航空パニックものはよほど変に作らなければ面白くなるのはわかっているわけで、しかもこの作品では要所に出てくる登場人物のキャラクターが立っているので、だれ場も少なくテンションを維持することに成功していました。生物兵器満載の航空機がワシントンに突入とかいうと、どうしても911を連想してしまいますが、アメリカ同時多発テロよりも前に作られた映画なんですよね。
ただ、最後に空港に着陸する場面、映画の初めにネタふりがなされているので、「ああいう展開」になることは決まっているようなものなんですが、ちょっと悪乗りし過ぎだと思います。機長の目が見えなくなったとか、操縦桿が握れなくなったとかですませてもよかったのでは。
☆☆☆*です。

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