「Arthur And The Revenge Of Maltazard(アーサーと魔王マルタザールの逆襲)」
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年齢設定がちょっと厳しいのでは?
2009年のフランス映画で、主演はフレディ・ハイモア。実写とCGアニメを組み合わせたシリーズ物の2作目。ミニモイの国が危機に陥っているという報せに少年が再び地下の国を訪れるというお話。
ストーリーです。前回ミニモイの国で冒険してから10ヶ月。再び王女セレニアに会えることを楽しみにしているアーサー(ハイモア)ですが、父親は急に街に帰ろうと言い出します。一時は従おうと思ったものの、一匹の蜘蛛が持ってきた米粒に「助けて」というメッセージ。アーサーは親に逆らってミニモイの国に向かうことを決意します・・・
典型的なパート2もので、さらに次作に続くようです。ミニモイの国に行こうとするアーサーですが、通常の方法で行くことができなくなって別の方法を探すとか、以前に訪れたときと雰囲気が変わっているとか、まあそういったお決まりの展開が続くのですが、どうも「作っている側だけが面白がっているのではないか」と感じるパートが多く、それだけで入り込みづらかったです。確かにCG技術が進歩して、それでここまでのことを見せられるよというのは凄いのかも知れませんが、本筋とあまり関係ないシーンが続いて、話があまり進行しないのも閉口しました。
とりわけ、ハイモアの実年齢が上がってしまっており、前作13-4歳でならOKであっても、そこから10ヶ月後の物語の筈が映画製作は3年後となると、既に少年を過ぎて青年となってきており、彼の行動様式と風貌がミスマッチに見えます。
アーサーにメッセージを送ったのが誰かという真相は感心しましたがそれだけ。声優が一部交代している理由(確か前作でのセレニアはマドンナでしたよね。彼女が似つかわしかったかどうかはともかくとして)もよくわからず。ちょっと3作目を見る気は失せてきました。☆☆。

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