
は、先日観て来た映画「私は貝になりたい」のサイトとパンフレット。

・・・観ていて、とてもつらくなってしまったけれど、今思い出すとやはり観てよかった!と思う映画でした。。。そして改めて・・・
・・・この映画の主人公のように赤紙が来て出征する、その直前に写したと思われる写真(それが遺影になっている)でしか知らない伯父(わたしの父の兄)のことを、思いました。
今年の初めにある手続きのため、亡くなった父の原(はら)戸籍を取り寄せたところ、北の方に出征してついに帰って来れなかった伯父(昭和21年5月に亡くなったことになっている)の誕生日が、偶然、O子(娘)と同じ日だった、ということを知ったのです。
伯父は、大正11年生まれだから、父より7歳年上。なので、亡くなったのは、まだ20代前半だったということに・・・。
彼は、12歳の時に、父(←私にとっては祖父)が急死、母(私にとっては祖母)と、姉妹、まだ幼い弟(←私の父のこと)を支えて、長男としてまだ少年ながら、きっと頑張って生きていただろうと思う。
二人の妹を相次いで病気で亡くして見送り、結婚もせず、家族を残して行く前の、写真の中の、彼の表情は、まっすぐ前をみているけれど、何か戸惑っているようにも見える気がします・・・。
彼には、恋する人が居たのだろうか・・・私達のように「青春を謳歌する」時間があったのだろうか・・・と。
彼が生きていたら、きっと、「この映画を観なさいよ」と言っている気がしました。
少なくとも、映画好きな人だった・・・かもしれません。。。


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