先日購入して読んで、とても感動した本、大野修平さんの
「わが心のシャンソン、そして詩人の魂をめぐって」・・・・・
(そしてこちらは大野修平さんの公式サイトです。)。
その中でも紹介されている、ジルベール・べコーの
「詩人が死んだ時」。 べコー作曲のこの歌は、中学1年くらいの時に、NHK「みんなのうた」で採り上げられ、日本語で日本人の歌では聴いていたのだけれど。初めて、べコー本人が歌う元歌を聴いたときは、ちょっとびっくりした。
なぜかというと・・・
「みんなのうた」では、アルトの穏やかな声の女の人が「静かに詩人は〜」と、テンポもゆっくりと歌っていた。
しかしべコーは、テンポも「みんなのうた」より速く、どちらかというと楽しそうに歌っている!。(しかも、歌った後には、酒場にいるようなざわざわとした効果音まで入っているし・・・。)
人が亡くなったという歌だから、ということで、「みんなのうた」では、おごそかなアレンジにしたのだと思う。
でもわたしは、べコーの明るい元歌を聴いて、・・・そうか、この「詩人」のように、何はともあれよく生きて、亡くなったらその後は、長く悲しまずに、こうしてみんなで歌うことが良いのだね・・・と感じた。
しかも幸いにも、この「詩人」は、皆がその死に泣くような人で、そして「詩人」が残したものを、人々がいつまでも「見つける」ことができる。
それは、「詩人」にとってもわたしたちにとっても、本当に幸運なことでもある、と思う。。。
・・・その後、ライヴ盤で、この歌が、彼のコンサートで、みんなで歌い、幸せを共有するのに、かかせない歌だと知りました。
そして、1981年に彼のコンサートを神戸で観ることができたのは、本当に幸せなことでした・・・(^^)。
大野さんのサイトの「ひとりごと」によって、日本で発売されることがわかって、購入した、ミッシェル・デルペッシュのベスト盤については、また次回に・・・!(^^)!。 ・・・追記;6月29日の記事に書きました。

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