第79番札所・補陀洛寺で結願後、別の日に若杉山にある奥の院へ。奥の院は弘法大師が御本尊の寺院。通常霊場会が推奨している遍路コースは第26番札所・薬師大寺の次に訪問するようになっているのですが、やはり結願後に報告するのが奥の院だろうと思い、結願後の訪問。
前回は若杉山山頂付近にある通信施設に行くための舗装路を歩いたが、今回は舗装路はかなり疲れたので林道を通って奥の院に進みます。林道にはウッドチップが撒かれており、癖になる程非常に歩きやすい。
林道を歩いていると案内板があったので確認する。丁度林道が交差する場所で、奥の院へ向かう道は若杉山山頂のコース。ここからいろんな場所へ行けるようになっている。
こちらは大和大杉がある林道。
こちらは須恵町につながる林道。
若杉山山頂・奥の院へ向かう道はこちら。登坂になります。
延々と登りの道が続く。足場が悪いので体力的にもキツイ。途中で蜂がいてこっちに向かって来たので急ぎ足で登って逃げた為、余計に疲れる羽目に。
最後のとどめが太祖宮に続く石段。私の運動不足の体力では限界に近いものを感じる。何度も休憩しながら・息を上げながらも石段を登って行く。
太祖宮。ここで休憩している登山客がいました。丁度弁当を食べていたようです。
そのまま太祖宮を通り過ぎて奥の院に進みます。
善人しか通れない「はさみ岩」を無事にすり抜ける。はさみ岩を通り抜けている人が延べ人数で多い為、岩はツルツルになっているので滑りやすくなっているので注意。滑ると確実に頭や腰を強打します。
無事に奥の院に到着。納札を納め、蝋燭・線香に火を灯して読経させて頂き、無事に結願致しましたと御報告と御礼をさせて頂きました。
その昔弘法大師が修業でこの若杉山に来た時に神仏にお供えする水がなく、独鈷を使って湧水を掘り当てたとされる「独鈷水」を頂きました。霊水として体の調子が良くなったとかの報告があります。
納経印を頂きました。
これで篠栗四国八十八箇所霊場歩き遍路は終了。歩いて遍路した方がいい運動になったり、車と違って見えてないものが見えたりといい事でもあります。季節的には秋になって蜘蛛の巣や虫が出なくなった時期が一番かと思います。個人的には10月下旬あたり。

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