・新しく考案した陶器のワインクーラーで特許を取ることができました。このページではそれらをご紹介します。(写真はクリックすると拡大します)
青伊羅保釉ワインクーラー
・従来のワインクーラーは、氷水の中にボトルを入れるというのが一般的です。しかし、この方法では、「ワインが冷えすぎる」、「グラスに注ぐとき、いちいちボトルに付いた水を拭かねばならない」、「ワインクーラー自体が汗をかいて濡れてしまう」、などの欠点がありました。これを解決したのが新式ワインクーラーです。
・ワインクーラーの中はこうなっています。
・3か所に磁石を接着してあります。
・冷却は保冷剤で行います。上の写真は保冷剤と、それを中に入れる布の袋。袋にはそれぞれ磁石が接着してあります。
・冷凍した保冷剤を袋に入れセットしたところ。ここにワインボトルを立てて置きます。ワインクーラーの底にはフェルトが張ってあり、ガラスボトルとの衝突を和らげるようになっています。
・保冷剤の冷気はワインクーラーの中に溜まりますから、これで最初の温度を保ちます。たいがい乾杯してからワインクーラーに入れるので、あえてワインクーラーの高さは低くしてあります。
・ワインをどの温度で飲むのが一番美味しいかはワインによって異なりますが、一般的には
このような感じでしょう。冷蔵庫やワインセラーで飲み頃の温度にしたワインをこのワインクーラーに入れれば準備完了です。
・次に新式ワインクーラーの温度特性を示します。これは室内気温26℃で1時間、「ワインクーラー無し」、「氷のワインクーラー」との比較を行ったものです。試験は、最初に乾杯することを想定してワインの量はボトルの2/3とし、5分おきに取り出して表面を拭く、という条件で行いました。
ワイン温度10℃
ワイン温度15℃
・「ワインクーラー無し」の場合にはワイン温度は時間につれて上がってゆきます。「氷のワインクーラー」では温度が一定しなかったり、15℃のワインでは逆に下がって行っています。
・新式ワインクーラーでは、10℃の場合1時間でゆるやかに約2.5℃上がっていますが、時間につれてボトルが空いてゆくことを考えると、まず大体一定の値になるのではないかと考えられます。
・新式ワインクーラーのもう一つの特長として、室温やワインの最適温度に合わせて、保冷剤の数を減らしたり、あるいは途中で足したりして温度調節ができることがあります。
・ワインクーラーとはワインを飲まないときには邪魔なもの。そこで普段の生活に使えるように考えてみました。
・写真左側は「花瓶アタッチメント」です。これに花を生けると。。
・このように普段は花瓶として玄関やリビングなどに飾ることができます。また、このワインクーラーを使えばワインボトルが水で濡れませんから、ラベルのコレクションにも便利です。
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特許證:ワインクーラー
特許第4406683号
(注:発明者がわたしの父親名義になっていますが、書類提出の便宜上の措置であり、発明者は「長倉大」です!!
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・以上、新式ワインクーラーの説明でした。ブリキやプラスチックのワインクーラーは沢山ありますが、このような陶器のワインクーラーですとパーティーなどの席も華やぐのではないでしょうか。コンパクトに作ってありますのでテーブルに置いてもあまり邪魔になりません。お使い頂ければ幸いです。
小糸焼窯元・長倉 大
■ 新式ワインクーラー ■
1)青伊羅保波紋ワインクーラー
直径18cmx高さ14cm
コンパクトなタイプです。胴回りに引いた波紋のラインがアクセントになっています。
価格:15,750円(税込み)
花瓶アタッチメント付きです。
お買い上げ頂きました。ありがとうございました
2)伊羅保釉ワインクーラー
直径22cmx高さ14cm
少し口が広いので氷を入れる普通のワインクーラーとしても使えます。口周りをやや波打たせておりやさしいかたち。色も焦げがほどよく出て渋い感じです。
価格:15,750円(税込み)
花瓶アタッチメント付きです。
お買い上げ頂きました。ありがとうございました
3)織部釉ワインクーラー
直径19cmx高さ16cm
少し背を高めに作ってみました。織部のところどころに還元炎がかかり、ほのかな赤色が出ています
価格:15,750円(税込み)
花瓶アタッチメント付きです。
4)黄瀬戸ワインクーラー
直径19cmx高さ15cm
桃山時代からある伝統的な文様です。直線的なかたちが特徴となっております。
価格:15,750円(税込み)
花瓶アタッチメント付きです。
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