最近方言が流行っているみたいで、今夜も、どれだけお国言葉を出さずに国の友達や親戚と話せるか、という番組があってました。
その中で、藤井フミヤさんが福岡弁(正確には久留米弁でしたっけ?)をチェックされてるのを聞いてて、「え?これは標準語でしょ」と思うイントネーションが、いくつもありました。
自分で”これは標準語だ”と思って使っている言葉が、実は方言だったと言うことってあります。
それで今でも覚えているのは、「なおす」と言う言葉です。
札幌に来て、水族館で働きはじめた頃、外の池を掃除するための道具を一式、職員がしまってくれてたのをみて、
「あ、すみませ〜ん、なおしてくれたんですね」
「え?」
「なおしてくれたんですね」
「え?」
私にはどうしてそれが通じないのか、全く分からず、何度も繰り返しました。
(相手も悪かった!いつもからかいあっていた職員だったので、こちらがポケッとしてるのを見て、半分分かってて、何度も繰り返させるんですもん。)
そこで初めて、なおす=しまうというのが標準語でないと知りました。
北海道では、捨てる=投げるです。
自販機の横の空き缶捨てに、「飲みおわった缶は、ここに投げてください」と、書いてあるのを初めて見たとき、いわんとしていることは分かっても、笑ってしまいました。
「ほんとにいいの?投げるよ」って。
そこのお国言葉以外で話すのって、なだか気取っているような気がするんですよね。私も、相手が福岡以外の方だと標準語(だと自分では思っているもの)で話しますが、福岡県人相手に標準語なんて、とてもしゃべれないですもの。
でも、余所の方言はむずかし〜!
やっと北海道弁がすこおししゃべれるようになったと思ったら(それでも地元人のとはちと違うらしい)、今度は福島で、ヒアリングに時に苦しみ、スピーキングにいたってはいつになることやら。
*****コメントをいただいてます。
Commented by KAY at 2005-11-23 00:02 x
こんばんは、その番組、見たかったなぁ(^^;)
私も同様の経験大ありですよ。それにしても関西弁で顕著なんだけど、方言は日本語の古語に近いですよね。
それと、たとえばthrow(投げる)にawayをつけると捨てるになるよね。概念に類似点があるんだろうか。おもしろそ・・・(^^;)
Commented by じゅうよっつ at 2005-11-23 16:37 x
>throw(投げる)にawayをつけると捨てるになるよね
ほんとだ〜!ナイス!KAYさま。言葉って思いしろいっすね!
やっぱ人間のやってること、どこに住んでいても似たようなことしてるし考えてるんですね。
それが、住んでる地域の気候や風土のなかで、長い間かかって、そこの人間に一番あった風に、変わっていったんでしょうね。
この番組、毎週あってるみたいですよ。
たぶんこれ↓
http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=38664920&area=tok

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