昨日は、「来期は必要ありません」という、戦力外通告が出される、Jリーグの選手にとっては、この日だけは郵便屋さんが自分のうちには来ないでほしいと願う日でした。
郵送で、「来期の年俸は0円です」と通知が来るそうです。
プロとはいえ、やだろうなあ。出す方も、出される方も。
今日、戦力外が明らかになったコンサの選手は4人。
その中に、5月の山形戦にて大けがを負い、この2試合でやっと復帰できたベテランFW・堀井岳也選手が入ってました。
彼は、もともと山形の選手で、当時J1にいたコンサの要望と、J2だった山形の監督の選手思いにより、コンサへの移籍が実現したのでした。
両者無得点のままだったそのデビュー戦では、、堀井選手が投入され、後半ロスタイム(いや、延長戦だったか?とにかくぎりぎりのところ)、彼のシュートが見事に決まり、コンサは試合に勝てたのでした。
彼が札幌ドームのコーナーで、ほかの選手に囲まれて祝福されている姿を、今でも覚えています。
そういえば、あのとき、一番堀井選手を気遣って、自分のことのように喜び、堀井選手に駆け寄った選手も、もうコンサにはいないんですよね。
堀井選手以外の選手もそれぞれ、絶頂期やデビュー時には、この選手無しには、もうチームは立ちいかない、と思わせるほどに華々しい活躍で目を見張ったものです。
サッカーの選手生命は、野球より短いし、すべての選手の面倒を最後まで見るほどお金がないもの事実だし、何より選手自身、そんな同情はいやだろうし、しょうがないんですけど、やっぱり、いい時を見ているから、せつないですねー。
でも素人目には、堀井選手ってまだまだ行けると思ってたんだけどなあ。

0