「アメリカンアイドル」という番組(CS・FOX)が面白いです。
簡単に言えば、昔日本であってた「スター誕生」のアメリカ版のような感じ。
我こそと思っている素人が、3人の審査員の前で歌を歌い、合格がもらえれば、ハリウッドへ行けるというものです。
さすがアメリカと思わせるのは、応募に来た人たちがとてもバラエティーに富んでいることです。
踊るように現れる不思議な人、ちょっと危なそうな人、審査員と喧嘩する人、豊かな体格にヘソだしルックの女性、オタクのような青年、個性豊かで、むしろ私たちの感覚でいう、真面目に審査員の前に現れておとなしく受け答えし歌っていく人の方が珍しいくらいです。(そうそう、審査員も個性的!)
みなさん、時には傍目にはどうかと思われるような個性さえ、はっきりと審査員にアピールしているところはお見事!
自信をもっているのは個性だけでなく、もちろん歌もです。
素人の私が聞いてさえ「音程はずれてるような・・」と思う人でも、「自分が一番!」「ハリウッドに行くのは自分!」と絶対の自信を持っていて、不合格の通知をもらうと、「絶対後悔するわよ」と審査員に心底から告げ、会場をあとにします。
逆に凄い自信のままに合格する人も。
あの自信は、行き過ぎにも思えるけど、どちらかというと、あそこまで自分を信じられるのはうらやましく思えます。あやかりたい。
もちろん、歌のうまさにも、その人材の豊かさを感じます。
素人目には「え〜どうして?」と思われるようなうまい人でも、不合格になることが往々、ですからもち、オーディションに合格した人の歌唱力は、文句なくすばらしいものです。
アメリカで活躍している一流の歌手と並んで歌っても、ひけをとらないんじゃないかと思われるうまさです。(と私には思えます)
もう一つ、この番組に飽きが来ない最大の理由は、やたら見せ場や間を作って番組をひっぱらないことです。
途中、応募者の事前インタビューや、結果をもらって会場から出てきた人に感想を聞くことはあっても、オーディションは、もったいぶらずにさっさと進んでいき、フラストレーションがたまりません。1回の番組で、2回分は見た感じ。
この辺は、やたらショーにしたがる日本の番組制作者に見習って欲しいところです。
今までに各地方をまわってのオーディションが終わり、今日はハリウッドでの審査員による審査、それに合格した24人が、来週から視聴者の審査を受けるそうです。
だれがアメリカンアイドルになるんでしょ。

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