病院のボラも一応組織なので、会長役とか会計役とか、いくつかの役が有るのですが、私はボラの年数も浅いほうだし、お気楽な”平”の立場で、時々人の後ろから、ちょこっと首を出しては引っ込める程度(一番たち悪いかも)が気楽で好きだし、ボラの総会も「は〜い」とか言いながら、用事のある時以外は殆ど顔を出してませんでした。
ですから、たとえ誰かに頼まれたとしても(そんなこと万一にもありえませんが)、何の役にもならずに過ごしたかったのですが、最近、同じ日になった役付のボラから、家族に病人を抱えたり仕事もやりつつボラもしたり、という話を聞き、ボラといえど、お気楽にやっているのは私くらいだと言うことが分かり、その辛い話をききながら思わず・・・ほんとに思わず(ああ後悔)・・・「私も何かしましょうか」と言ってしまいました。
ここで何も言わずに黙って過ごせば”女がすたる”という思いが、「いままでどおりお気楽で行こうよ」とささやく本来の私が下を向いている間に、口から出てしまったのでした。
あわてて「いやその、名のある役じゃなくて、使いっ走りとか買い出しとか、そんなので」と補足したのですが後の祭り、空き役だった監事と相なりました。
まあ、聞くところでは、会計の監査の仕事で大したことはないらしいですが。(実はまだまったく何をするのか知らない。)
というか、ほんとに、下っ端の実用型使いっ走りの方がよかったのに。
自慢じゃないが、家計簿だってつけたことないんですよ、私。
後悔したって知らないから。>ボラのお方々

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