よく”(試合に出ている選手だけでなく)ベンチも一体となって”という言葉を耳にしますが、今日の試合は、まさに、交代選手の意義を知らされた試合でした。
ゴールを決めた石井選手(=途中出場)の「監督はサブを大事にする、サブががんばらないと」という言葉どおり、交代選手がばっちり効いていました。
今週水曜の試合はおやすみ、しかも、その1つ前の試合と今日と連続してホームで移動無しだったコンサドーレは、体力的には大丈夫なはずなのに、端から見ると前半からあまり覇気がなく、水曜に試合があって今日愛媛から移動してきた体力的にきつい相手に、勝ち点の少なくとも1点は献上しそうな雰囲気でした。
(実際、去年までだと、こういう優位な日は、勝たねば!と言うプレッシャーに負けて・・という事が多かったですし)
良く言えば、システムに慣れてきた、悪く言えば、マンネリ化しつつあるような感じを受けました。
どうも選手どうしの受け渡しが良くなくて、見越して出したパスの先とはまったく別の所に選手がいたり、相手にみすみす拾われたりが多かったように思います。
おそらく、試合をしていた選手たちは、頑張っていたのだろうと思います。
どうして?と思いながらも、全員が一つの絵を描けていなかったのでは。
誰がやってもいつかそうなるのは避けられないと思いますが、慣れは恐い。
そこで、後半早々に入ったのが砂川選手、ベテランです。
いろんなアイディアを持っている彼のお陰で、試合が突然生き生きとしてきて、そこからはこちらも「おー!」の連続。
その後、よく動き回る石井選手が見事なミドルシュートを決めて1点。
大塚選手がはいると、それまでちょっとばたばたしていた中盤も落ち着きました。
前々節から、コンサはJ2トップを走っていますが、今日のような、もしかしたら自滅しそうな気配の試合で、どう試合を持っていけるかは、コンサの今季の実力を知る上ではとても重要だったと思います。
負けてたらちょっとばかし方向を見失いそうだし、引き分けでも負けに等しかったのでは。
そんななか、モチベーションの維持に大いに貢献してくれたのが、交代三選手だったような気がします。
勝ててよかった〜!
(って、勝って文句を言うなんて、贅沢になったもんだ!)

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