昨日は、サッカーに関係ないネット上まで、ぶらぶらしていましたが、そのお陰で、ユーチューブで、昔大好きだったコメディー番組を見つけました。
まったくもって、便利な世の中になったもんです。
ショックな連敗の、気晴らしなどに持ってこい。
タイトルは「パーフェクト・ストレンジャーズ(赤の他人)」。
http://www.youtube.com/watch?v=lxigAOx-bs8&mode=related&search=
地中海のミーポス島からアメリカンドリームを求めてやってきた純粋でおおらかな青年・バルキーと、家族から自立して暮らし始めた、自分ではしっかりしていると思っているけどその自信がたまに大きなへまをやらかしてしまう、シカゴクロニカルという新聞社に勤める従兄弟のラリーの共同生活が話の中心です。
二人には、同じアパートに、ジェニファーとマリアンというガールフレンドがいるんですが、リンクのお話では、その女性に「部屋のシャワーのヘッドをとり代えて欲しい」と頼まれて、留守中にいいところを見せようと張り切っているわけです。
ラリーが、勇んで工事をし始めたところに、バルキーが。
「ラリー、気を悪くしないで欲しいんだけど・・・やり方完全に間違ってると思うよ」というバルキーに、「へえそう?」「そう」「バルキー、ミーポス島にはシャワーが何個ある?」「ない。島だもん」「いままで何個のシャワーを取り替えたことがある?」「だって・・」「何個?・・・何個!?何個っ?」「ない・・」「ない?ゼロ?皆無?!ないのに、四半世紀もシャワーを使っているボクがやってることが間違ってるって?」「それは間違いない」
「じゃあ正しい方法を言ってくれる?」「いいよ」「ほんと?」「うん」「で、正しい方法は?」「分からない・・・でも君がやってることが間違ってるのは分かる」
「ラリー、説明書にはなんて書いてあった?」「説明書? 捨てたよ。ボクの父は、説明書なんか見たことないけどうちの配線までしたんだ」「あの、焼け落ちた家のこと?」」
そして、バルキーも協力して修理に取りかかります。
ハンマーを取り出すラリーに、「それ、ハンマーだよ」「そう」「ハンマーは水道修理の道具じゃない。」
ラリーは自分はリンチを持って、バルキーにハンマーを渡します。
「リンチでシャワーのヘッドを持ってるから、ボクが頷いたら、君が叩いてくれ」「もう一ぺん、言ってみてくれる?」「頷いたら叩くんだ。分かった?」「・・分かるけど・・でも・・」「くどくど言わずに、頷いたら叩くんだ、叩くんだよ。分かった?」「分かった」と泣きそうなバルキー。
頷くラリー、そしてバルキーは悲しげにハンマーを振り上げ、ラリーの顔に・・・「待って!!!なにやってんだ!」「だって、頷いたら叩けって」「リンチだよ!叩くのはリンチ!自分でやるよ」
しかし、シャワーは根こそぎ折れてしまい、しかも、堅くて回らなかったヘッドは、バルキーによって、軽く回されます。
そうこうして23時間の大工事の後、やっと修理が出来たらしいのですが、壁は穴だらけ。しかも、バルキーがなにやら水道管らしきものを見つけます。
「ラリー、これはどこに?」二人してしばしシャワーの壁を見つめ、「・・・ゴミだ」
「さあて、動かしてみよう」
しかし、蛇口をひねると、ヘッドは吹っ飛び、水が向かいの洗面台までとんでしまい、蛇口を閉めようとすると、とれてしまいます。
「壊れた」「うっそお」あわててシャワーを押さえると、今度は、洗面の水道から水が噴水のようにあふれます。
バルキーがそこを指で押さえると、今度は横にあるトイレから水が噴き出します。
「ボクは手一杯だよ。(洗面台のしたにある戸棚をみつつ)ここを閉めないと行けないんじゃないかな」とバルキー。「閉めろ」「指が抜けないよ」
シャワーを押さえていたラリーがバルキーの救助に。
指を抜いて、洗面台の下の戸を開くと、そこからは、滝のような水があふれてきます。そして、やっとこさ、元栓を閉めて水の反乱は終わったのでした。
毎回、こんなバカ騒ぎを、力一杯真面目に見せてくれるところが、なんたって魅力の一つで、なにも考えずに笑うことが出来ます。
ずっと、日本でも放送してくれないかなあと思い、CSなどにリクエストしたこともあったんですが、もう製作されてから20年ほどもたってしまいました。

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