LAではチャイナタウンにも行きました。
風邪薬の漢方薬を買うためです。
モントリオールにいたころ、中国人留学生から教えてもらった、中国ではごくごく一般的な“ばんらんげん(←漢字あるけどかけませ〜ん)“という風邪薬、甘党の私にさえめっちゃ甘いのが難点ですが、風邪のひき始めに飲むとよく効きくんですよ〜!
”ばんらんげん”はこの頃日本でも売られてるんですが、大きな違いは値段、日本では漢方薬と言えば何千円という高価なイメージがあるのに、チャイナタウンでは、一箱2ドルくらいなんです。せっかくアメリカまで行くなら、これを買って帰ろうと。
偶然でしたが、チャイナタウンはちょうど旧正月の真っ最中で、派手な爆竹が鳴り響き、チャイナタウンの住人だけでなく、たくさんの外部の人間が見物する中、パレードがあってました。鼓笛隊や、英国の近衛兵風、(なぜか)消防車の一群、ロサンゼルス市長の車とか、龍を踊らせる中国らしいパレードなど、絶え間なく続く中、それを横目で見、見物人をかき分けながら、私たちは、薬局を回りました。
漢方薬のお店って面白いですよねえ。なまことか、何かの根っことか、キノコの類とか、いろんな乾燥させたものが、でっかい瓶に収まってて、多分中国人にはそれぞれが何に効くか分かってるんでしょう、そのうちのいくつかを少しずつ組み合わせて、一回分ずつ紙に包み、買って行きます。私たちが買おうとしているのは、そんな煎じての飲むような専門的なのでなく、顆粒の市販薬ですし、「風邪薬のばんらんげん」といえば、すぐ取り出してもらえます。
無事、漢方薬やついでにお茶を買いこんだあと、昼ご飯は、当然、中華料理です。
日本でもそうですけど、きれいなレストランより、地元の中国人の入りがいい、テーブルの上拭いたのかなあ、床にゴミが落ちてるよ、というような食堂のほうが美味しいんですよね〜!店頭には飴色のローストダックやソーセージなんかがぶら下がってて、応対してくれるおばちゃんも、“なんだい中国語しゃべれないのかい”というぶっきらぼうな感じで「これとこれと・・」と私たちが指さす食べ物を皿へついでくれます。そうそう、ここは、アメリカの中にあっても中国人の生活の場所、中国語が公用語ですから。このたくましさ、好きだなあ!
それに安い!こんもりお皿に4種類盛って3ドル弱です。それを75セント出して飲み放題のジャスミン茶を飲みながら食べました。アメリカの食事はなんとなくおおざっぱな感じがしますが、やっぱ、中華料理は日本人に合いますねえ。
お腹いっぱいになったら、あとは帰るだけです。帰りは、メトロがなかなか来ないので、「ダウンタウン行き」と書かれたバスに乗ってみました。ダウンタウンでは、ちょうど「ロングビーチ行き」とかかれたバスが来たのでそれに乗りましたが、ちょっとやな予感。
ロングビーチって、LAの町名にもあるんですよね。念のために行き先を聞くと、その町へ行くバスでした。あー危なかった、知らない場所へ行くところでした。
バスを降りてメトロまで歩いていると、町の一角を区切って、映画のロケ中。
おーそうか、ここはLA、ハリウッドがあるんだあ、とあらためて思い出したんでした。何の映画かは分かりませんでしたが、白バイが停まってたのでポリスのでてくる映画でしょうか?でも、そんなのごまんとあるから、上映されても分からないよなあ。

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