2007/7/21
「ハミルトンの秘密」
ハミルトン速いねえ。
去年モントーヤが止めたときに、ハミルトンじゃなくてデラロサを出したのは、デビューウインを狙ってるんだと思ったら、デビューイヤーチャンピオンを狙ってたとは。
ロン・デニスってすげえなあ。

写真は確か2003年に韓国で開催されたコリアF3。
ポールポジションがハミルトンです。
途中でオトコになったかなんかで結果はダメだったけど、走りはこのときから光ってたっけ。その時に書いたレポートにもちゃんとそう書いてありました。さすがオレ。
速いドライバーってのは走りを見ただけでわかるんですよ。
最近はいろんなところでハミルトンの速さを分析する企画があって、なかなか興味深く拝見しております。
多くは「カウンターが多い→オーバーステアのコントロールが上手い」という結論になっちゃってることが残念だけど、ドライビングを取り上げる機会が増えたっていうのは大歓迎です。
専門家として言わせてもらえば、本当に速いレーシングカーっていうのはアンダーとかオーバーとかいうレベルの問題じゃないし、オーバーステアを乗りこなすと速いなんていうのも、90年代初頭で終わった話です。
端的にいえばマンちゃんの頃までかな。
ホントは「カウンター=オーバーステア」じゃなくてヨーコントロールしてるんだよねえ。
詳細は難しい話になっちゃうし、クラゴン部屋の指南の一部なので省略。なんでオーバーが出てるかを考えれば、わかるはずです。
タイヤがどーのとかいう意見もありますが、F1ドライバーのしかもワールドチャンピオンが、タイヤの差に対応できないわけはありません。F1ドライバーわずか1回だけど、マルコ(アピチェラね)の速さを目の前で見たオレからすれば、そんな意見はF1ドライバーをナメてます。
それに毎回違うスペックのタイヤや空力パーツがバンバン入って、どんどんアップデートされていく以上、厳密には毎回違うマシンなわけで、やっぱり慣れたとかどうとかいうレベルの話じゃねーんですよ。
アロンソが何かの理由で遅いんじゃなくて、それ以上にハミルトンがベラボーに速いっていうのが正確なところなんじゃないかと推測してます。
それもみんな知ってるドライビング論のレベルじゃ説明できないくらい速いってことです。詳しくはもてぎASTP稽古アドヴァンスで解説しますので、みなさんお楽しみに。
ヨーコントロール失敗例でこんな写真もありました。

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投稿者:クラゴン
1ポイントでも獲るという気迫が伝わってきましたね。
ホントはあのコース復帰はアウトのはずなんだけどなあ。アスファルトのところまで戻してもらったら、人の力を借りたってことになるはずなので。
でもドイツでメルセデスだからおっけ(笑)。
オレも今からでもF1を見に行きたくなってきました。
投稿者:ゴロベー
やっぱり超ウルトラ変態っすね。
走りとは関係ありませんがあそこでエンジン切らない時点で惚れました。
ハミルトンを鈴鹿のS字で見てみたいです。