2007/12/29
「ブログ警報」
思ったよりも順調に車座の原稿が終わったので、余計な話をひとつ。
ブログは危ない。危ないったら危ない。
ブログに不用意なことを書いて、全面謝罪に追い込まれるタレントが続出してるのは、ネットを使うみなさんならご存じのことでしょう。
オレの大好きな某フライドチキンの店について書いた高校生なんか、結局自主退学しちゃったんだから、不幸なことに文字通りブログで人生が変わっちゃったわけです。
そこにあるのは、自分のパソコン(自宅でも会社でも)というとってもパーソナルな環境と、全世界に公開するというとってもパブリックな現実とのギャップだと思うんですよ。
書いた本人はヒトリゴトのつもりでも、それを誰でも見ることができる。言い方を変えれば、どこの誰がみてるんだかわからんということです。
ブログにアップした時点で、その原稿は世に出たといえます。それは本が出版されるのとかなり近いことです。たぶん。
そしてそれに対して評価がつきます。これは必ず。
一度世に出た以上、どんな評価をされるかはわかりません。反論に対する反論はできるとしても、批判も反論も何なく「つまんねえ」で終わりだったら、自分の原稿や記事を見た人に、どんな評価をされたかすら知る機会がないわけなのですよ。
それで済めばいいけど、もしかしたらブログが原因で、会ったこともない人に冷たくされることがあるかも…。
だから他人にどう思われるか気にする人は、ブログは書かないほうがいいです。
オレは原稿料をいただく場合、プロとしてどんな評価も甘んじて受けます。当然そのぶん気合いの入り方も違います。オレの場合はドラテク話が多いので「読者のみなさんの役に立つか」を一番気にしてるかな。
ただ、それがこのオトコ日記でも、読んだ人がどう思うか、ドラテクだったら役に立つかとか、マネした人がケガしないかとか、いちおう気にしながら書いてるわけですよ。そうは見えないかもしれないけど(爆)。
全世界に情報を発信するとはそういうことです。
素人のみなさんが手を出すには責任が重すぎるし、好きでやってるブログで評価されるって辛いじゃん。
友達ができるとか、メリットは確かにあるけど、メモ帳や日記帳代わりに使うにはリスクが大きいと思いますぜ。
大学で4年程度メディア論やコミュニケーション論について勉強した非専門家=オレのブログ対策としては
■どこの誰が読むかわからないという自覚を持って書くこと。
■異論、反論が出て、批判されるものだと思って書くこと。
■読むときは、あくまでも個人の意見だと思うこと。
■問題にはある程度強硬な手段で即対応すること。
やっぱり書かねーほうがいいな(笑)。
このクラゴンホームページが平和なのは、ひとえにご覧いただいてるみなさんのおかげとしか言いようがありません。
こんなことを書いたのは、たまに「クラゴン部屋のことをブログに書いていいですか?」というお問い合わせをいただくからです。
答えはもちろんOK。
あんまり悪いことは書いてほしくないけど(笑)、良いことを書いてもらえるようにオレががんばればいいだけの話ですから。
あといちおうなんだけど、稽古内容が詳しくわかるようには書かないでください。
フルブレーキング鍛練とか旋回制動とか、項目や感想はOKというか大歓迎なんですけど、コースの□□から何mの位置からスタートして、何m加速して停止ポイントは○○から何mとかは書かないでください。そんな細かくはオレも知らないんだけど(笑)。
あんまりたいしたことじゃないんだけど、そのへんもノウハウなので、タダで他人に教えるもんじゃありませんので。
まあ、結局は走りを見てどう指南するかとか、親方走見そのものがキモだから、形だけ真似されても屁のツッパリはいらんですよ。
かくして「屁のツッパリはいらんですよ」が全世界へ(笑)。
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投稿者:クラゴン
さすが、初伝資格にふさわしいレスポンスです(笑)。
アデランスの中野さんは熱いぜ。
投稿者:ゴロベー
せっかくなので返しも全世界へ
「お〜っと!言葉の意味はよく分からんが、とにかくすごい自信だぜよ!」