2009/7/3
ひさしぶりの続編、其参はチームの話にしましょう。
2007年チャンピオンチームだったのはいいんだけどさ、ちょっとマネージメントがアレでまいっちんぐでしたよ。普通は悪い話はしないもんだけど、ホントのことだし、これもいい経験だしね。
せっかくだからみなさんに知ってもらいましょう。

何が問題かって、チームの中でドライバー担当がいなかったってこと。
去年のフレパーではマニュエルがそれをやってくれて、セットアップから乗る前の呼び出しまで、全部やってくれたおかげでレースに集中できる環境でした。
それが今年はドライバー担当がいないのに、英語バリバリのチームオーナー、マティアスがすんげー忙しくてさ。そりゃ1チームから4台も出せば当たり前なんですよ。だったら各チームに担当をひとり置いて、ドライバーとメカニックの間をつないでくれる人がいないとね。
乗る前、いや乗ってからもコックピット関連の説明は一切ナシ、無線の使い方はわからん、乗る順番もテキトー。だいたいその前から契約書サインの約束の日に来てなかったり、過去最大にルーズなマネージメントでした。
このあたりから誰とは言わないのに見切りをつけて、メカニックと勝手にやりはじめました。忙しいのはしょうがないからね。ただオレが付き合う義理はありません。勝手に仲良くなるのはオレの得意分野だから(笑)。
そこで大活躍してくれたのが前に登場した変態さんです。
メカニック連中はかなり気合の入ったのが多くて、英語がわかるのもいて、フリー走行後の無線のチェックですげー打ち解けてさ。みんなこっち側の人間だから、話が通じて面白かった。どうせみんなイカレポンチなんだから(笑)。
そんなメカニックだからセットアップもバッチリだったし、最初はどうなることかと思ったけど、とっても楽しくやらせてもらいました。
だから、次回があれば間違いなくもっと順調でしょう。
要するにマティアスは経営者ってことだね。だから現場の指揮を執るよりも、次の仕事を探すのが仕事。社長が現場に熱中して次の仕事を取れなければ、社員に給料を出せないわけですから。小さい会社の社長ってそういうところあるじゃん。
でもたぶん多くのドライバーは「こんなマネージメントのダメなチームでやってらんねー」のまま終わってると思うので、そこをレースまでに改善して結果おっけーにして、さらにホッケンハイムテストのオファーまで来てるのは、さすがオレだと思います。
ひとつだけ不思議なのは、経営者タイプの社長のところに、オトコメカニックが大集合してるってことだな。しかもみんなマティアスの言うことなんかぜんぜん聞いてなかったし(笑)。
謎は深まるばかりです。
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