【転載】足跡機能はなぜなくなったか  mixi関係

先ほど書いたmixiの足あと機能変更について、考察されていた方がいましたので、転載してみます。(元の文はmixi日記より。ご本人からは外部転載の了承済)
以下本文。


かつて韓国で夜間外出禁止令が多年にわたり施行されていたころ、その誰もいない夜の町はKCIAを初めとする「合法的な無法集団」の跳梁跋扈する巷となっていた。今回の足跡機能削除は、巷間言われているようなシステム軽量化だけが原因であるというような説明では収まらない事態だと思う。それだけが原因ならばそのくらいのことは語ってもいいはずだが、運営は頑なに口を閉ざし、方針転換の真意を明かさない。でも明かさなくたってバレバレである(笑)。悪は顕れるものよ。以下、考察する。





足跡機能はもともとmixiの売りの機能であり、詳細ログ解析機能を備えたアクセスカウンターの標準装備は、多くのユーザーになくてはならないものだった。主として各個の活力の源泉として、他方、実名登録および日記公開の推奨とのペアリング原則として。これが失われるのはもはやmixiではないといってもいいほどの改変である。

どのくらいの話題性を持っていたかというと、他の改修や規約改定にユーザーの目が届かなくなるほどに。

mixiは、ソーシャルグラフを駆使したビジネスだ。ソーシャルグラフとは、簡単に言えば人と人のつながりをデータベース化したもので、そこには個人の趣味嗜好によるつながり、購買傾向まで含まれる。かつてmixiグラフという外部アプリケーションから人と人のつながりを可視化するアプリがあったが、それが有効なままだとmixiにおけるソーシャルグラフを誰でも簡単に分析出来たため、mixiは外部アプリケーションからのアクセスを制限し無効化した。 理由はプライバシー保護等がうたわれていたが、本当の目的は、人と人のつながり情報の独占である。その情報の重要性と活用方法を正しく運用すれば、広告会社にとってそれは巨大な市場となる。

何かを販売したい時、人と人の繋がりを利用することは、どれくらいの効果を持つか? 身近なところでは、アクティビティ。マイミクが何かのmixiアプリを始めたことが分かる機能だが、始めたマイミクが信頼できる相手だったり、趣味嗜好が同じ相手だった場合、その情報を見るだけでそのアプリに興味を持ち、アプリ登録して始める人が出てくる。必要最小限の宣伝を打った後は、宣伝をしなくてもアクティビティによって口コミ現象が発生し、ユーザー同士で連鎖するように広まる。そのアプリは、それだけでプレイヤーを増やすことが出来るという宣伝効果を得ることが出来る。

また、mixiアプリでの展開。バナー広告等では宣伝効果は低いため、他の広告手段を取る必要がある。セルフィちゃんねるを例に取ると、バナー広告サイトのアンケートに答えたり、試供品を申し込むことで特別なアイテムを得ることが出来るという展開を行っている。これが実は巨大なビジネスで、mixiだけでもこの系の売り上げは133億円に上る。mixiアプリ課金は27億円。アプリ課金より、広告収入がおいしいよねぇ、ということでつい先日、mixiはこの人と人の繋がりを利用したビジネスのノウハウを持つ企業を買収し傘下におさめた。

そして、新着情報には載らなかったが、2010年5月10日に有料サービス利用規約改定を実施。ここ大事↓↓

*****

・旧規約
3 ユーザーは、商品等販売者との間に紛争が発生した場合には、自己の責任と費用において解決するものとし、弊社は、かかる紛争に起因してユーザーに生じた損害について責任を負わないものとします。ただし、弊社に重過失がある場合を除きます。

・改定後の現在の規約
ユーザーは、商品等販売者との間に紛争が発生した場合には、自己の責任と費用において解決するものとします。

*****

ポイントは、有料サービス利用規約 第14条 免責事項において、商品等販売者との間に紛争が発生した場合、その起因がmixiの重過失であった場合は保証するものとしていたが、これを完全に放棄するために重過失の場合の事項を削除。そしてこの改定の目的は『mixiアプリ向けにクレジット決済機能のご提供を予定するため』としている。ここから予測されることは、クレジット決済によるmixiポイント購入決済上限を大幅に引き上げ、新たなビジネスを展開することである。取引額が大きくなれば、規約改定前のmixiは非常に大きなリスクを負うが故に、その保証を行わなくても良いように改定したのである。


まとめ。

1.
mixiはソーシャルネットワークであり、かつては会員になるためには招待を受けなければならなかったが、それを撤廃し、ユーザー数を無差別に拡大することを可能とした。

2.
SNS利用者が増え、外部アプリからのアクセスブロックをかけることで広告収入の核となるソーシャルグラフの独占化。

3.
ソーシャルグラフを利用して販売したい業者への情報提供を行い、業者は購買動向、趣味趣向の繋がりといった情報から個別に効果的な宣伝を実施することを可能にする。情報の利用料は、取引額に応じてパーセンテージでmixiが料金を徴収するため、業者がユーザーにモノを売れば売るほどmixiが儲かる仕組みを確立する。ただしこのソーシャルグラフを業者が保存することは規約上許されていない。そのための抜け道として用意されたのが、今回の足跡機能改定。 足跡機能改定は、おそらく業者が独自にソーシャルグラフを分析、ユーザーのターゲティングを行った後の裏づけを取るために、ユーザーへのアクセスを行いやすいようにしたのではないかと、僕は推測している。ほらKCIA出たー!



mixiが不利益とならないような利用規約に対する免責事項改定を行うという重要事項からユーザーの目をそらす目的で、ユーザーの不満を利用して別の話に視線を集めてみました的な陽動が、今回の足跡機能改定のアナウンスと俺は読んだ。

ではユーザーは何をすべきか?というと、答えは簡単。今後mixiがmixiポイントをクレジット決済で購入できるようにしても、絶対にクレジット登録など行わないこと。

それだけ。大事なことだから2度書いておこう。





『今後mixiがmixiポイントをクレジット決済で購入できるようにしても、絶対にクレジット登録など行わないこと』





これに気付かない人は、あとで詐欺などで大損こいてもmixiは一切の責任を負わないので、泣き寝入りしかなくなる。例えそれが「mixiの重過失」であったとしてもね。卑怯者に対しては自己防衛策ですよ、みなさん。


(以上)
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