年末からほとんどこれに乗っているのですが、現状説明。

リアはノーマルボード、フロントの先端は1センチ浮かせて、直進ではフロントが邪魔せず、傾ければエッジがかかるような設定。スノーモトのような面構え。

リアがスワローテールのバージョンは、ゲレンデでの取り回しがひどいので却下。「結局、リアはノーマル(の長さ)がいいね。」となりました。
先日国際で「パウダーが大の苦手、今日だけで3回前転した。」と言う45さんに自作ボードに乗ってもらいました。
乗る前はバカにしてたようですが…
「お〜これはすごい!全然違う!フロントが勝手に浮いてくる」とスムーズに降りてきます。腰を後ろに引いてフロントを浮かせる必要が無いとのことです。で、ゲレンデも普通に降りてきます。
これを見ると、
「パウダーを苦手とするライダーにこそ恩恵が大きい」と思いました。
近年バックカントリー文化が根付き始めたことや、ニセコの深雪が人気で、「スクートでもパウダー楽しみたい、more 浮力!」という人達が自作し「お。結構いけるじゃん!」と喜んでる。というのが自分が理解してるおおまかな流れ。そこそこパウダーも滑れる技量を持った人達が
更に高みに到達するためのボード。というイメージでした。
さて、このパウダーボードブーム?(まだ発売もされてないのに)
興味あるけどさぁ、ゲレンデはどうなのよ?パウダー専用じゃちょっと…という方多いと思います。
自分はカービングでチョイーンも好き、パークで技やったりレールこするのも好き。不整地も下手だけど好き と節操ない人なのでその気持ちはすごくわかります。
現状のボードは、パウダー性能はおいといて、ゲレンデでの滑走性能を追求してきたもの。
1つで全てをまかなうボードにしようと試みても、ボードの面積という絶対的なハンディの前に跳ね返され、「パウダーはセッティングやライダーの技量でなんとかしてね」状態だったわけ。
15点を4つに振り分けるとこんな感じかな。ざっくりね。

これはこれで、非常に完成度の高いボードといえます。
「上手い人はパウダーボードなくってもガンガン行くからいらないよ〜」良く聞く話。実際、札幌ローカル組はみんな上手いですし。
でも自分は刺さらないようにプッシュプルして必死に浮かしていたのも事実。技術的に劣る人や体力的に劣る女性が滑れないと敬遠(遠慮)してるのも事実。
んじゃぁ、これならどうよ?これも合計15点
パウダーもガンガンいけて、それなりのカービングは楽しめる感じ。こんなのありえないか。。。
じゃあ、これ。合計13点。さらにソフトでスピードは控えめだけど、パウダーは楽に滑れる全体のバランス重視。女性向け?
・レース、パークメインもしくはパウダーなんて年に1回当たるぐらいだよ〜。って人はノーマルボード。
・パウダーはいまのボードで十分。ゲレンデを攻め攻めで行くのは捨てがたいって人もノーマルボード。
・パウダーが好き、でもゲレンデだってちゃんと滑れないとねぇ って人はパウダーボードA
・レース出ないし、カービングも興味ない。パウダー入ってみたいけど苦手で…って人は軽めのパウダーボードB
こうなると、選択肢があっていいのになぁ。。なんて妄想ばかりしていたのでした。
あ、結論ね。
ボードは、レースにおいてはライバルに差をつける物だけど、パウダーにおいては技術の差を埋めてくれる物でもある。ということ。(逆もまた真なり)
そして、パウダー苦手な人ほどパウダーボードの恩恵があって、リアがノーマルボードならゲレンデも普通に行けるよ。ってこと。
最初に書いてたよ、もう。。

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