来たるアテネ五輪では、ハンマー投げの室伏広治選手の金メダルが期待されています。ところが意外なことは、「金メダル(優勝)」は期待できるけれど、「世界新記録」は全く期待できない、という事。
ハンマー投げの世界記録は、1980年代にソ連選手が作った86m超。それ以後では、室伏選手が2003年に出した84m超が最高。なんと20年も記録が破られずにいる。
これ、もちろん「近頃の若い者は、体力が無くなった」わけではありません。1980年代の記録は、どうにもドーピングのにおいがプンプンとする。
他にも、陸上競技では1980年代の世界記録が、未だに残っている例が多数。『ダカーポ』[04.08.04]。当時のドーピングを見逃したせいでしょうか?そして、ベン・ジョンソンがドーピングで金メダル剥奪されたソウル五輪[1988]以後、なぜか陸上競技記録の更新が止まってしまいました。
状況証拠だけど、これはやっぱり、…だよね。