『CURRY』。まずは、本格的に身体を鍛えている有名女性としてマドンナの登場だ。と、ところが...。
“あなたのカラダはマドンナになっていないか!?”
マドンナは悪いお手本!? 身体の前面の
「男筋肉」をマッチョに鍛えるのはダメ。女性は身体の背面の
「女筋肉群」を主に鍛えることで、アンジェリーナ・ジョリーのようなメリハリがある体型に、と解説。でもさあ、前面でも腹直筋や大胸筋は美しく整えたい
「女筋肉」に分類、ってずいぶん恣意的だよなあ。
確かにパーソナル・トレーナーを頼むような意識の高い女性でも、力こぶ・胸板・太ももをムキムキにはしたくなーい、背筋その他を引き締めるように、って希望してるのはよくわかります。
しかし〜、生理学的に、筋肉の種類・部位に男女の違いがあるわけない。むしろジェンダー(文化)として、どういう体型が女・男として望ましいとされるか、で決められてしまう。欧州語には
「女性名詞」と
「男性名詞」ってのがあるけど、それじゃあ
広背筋、大臀筋、腹直筋は女性名詞で、
上腕二頭筋、三角筋、大腿直筋は男性名詞?
そもそも筋肉に
女と
男の別があるわけないだろう!
(ってとこで余談ですが、中学生の英語の教科書にも同んなじように疑問持ったことを思い出した。水平線(HORIZON)に新しい・古いの別があるかあ!)