2015/10/16  23:16

管見妄語  読書
昭和40年代、筆者の20代から愛読しているのが「週刊新潮」。昔から毎週木曜日発売で、今では早朝コンビニへ行くのが楽しみなのだから暇人のいわば真骨頂。検索すると週刊文春、週刊新潮、週刊現代の順で発行部数が多い。毎週50万部を超える。先日も記述したが、連載読み物の北方謙三、五木寛之、櫻井よし子は毎週、よくこれだけのエッセイを書けるものだと思う。

最近必ず繰り返し読むのが、目次の前のグラビアページの最後にある「管見妄語」、作者は数学者・藤原正彦。「管見」とは、視野が狭い意味だが自分がへりくだった言葉、「妄語」とは仏語で不実の意味だが、内容は決してそうではないのが、作者の言いたいところ。内容は自分の体験から書かれているから発言する事項は、多岐に渉る。「管見妄語」は、新潮文庫4冊を通販で注文する。著者の『国家の品格』はベストセラーになった。新潮新書で平成17年発行、270万部も売れた。藤原正彦の父親は「八甲田山死の彷徨」、映画「八甲田山」の著者、新田次郎。新田夫人は藤原てい。「流れる星は生きている」は戦後、ベストセラーになった。

文春文庫『昭和史が面白い』の鼎談で満州から朝鮮半島を南下しての引き揚げの実態の記述はまさに修羅場の記憶と記述だ。そこに幼い藤原正彦の1年間の引き上げが明らかにされている。藤原ていは80歳から認知症だと云うが大正07年・1918年生で97歳、今も健在。因みに筆者の母親と同じ。

『国家の品格』と同時期に発行されたのが『祖国とは国語』(新潮文庫)、両書とも繰り返し読んでいる。ここに書かれていることは初出が新聞記事なのだから短いエッセイの集積、核心を突いている。10年前なのに10年後の今を確実に捉えている。日本では、簡単に云えば小学生に英語教育など無用と断言。国語が十分に確立していないアフリカや東南アジアでは普遍的な英語は必須。識字率、歴史の確立している日本では先ずは国語教育だと言うこと。

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