2016/5/9  23:46

個性派俳優02  映画TV
このブログで紹介したい筆者の好みの“悪役”俳優は8人。前回も記述したように志村喬、大滝秀治、田中邦衛は、殆ど悪役がないのでここでは対象外。友人の指摘した新東宝出身の天知茂、日活で活躍した内田良平もここで取り上げないのは「脇役の悪役好き」の美学に反する!ので最後に取り上げる。

佐藤  慶(さとうけい) 1928─2010 平成22年、81歳没
俳優座出身、同期には仲代達矢が存命。大島渚監督映画の常連。ヤクザ映画の親分から政界の黒幕など“性格俳優”なる一括りにできない圧倒的存在感があった。ここで取り上げる10人の俳優では最も名優と評価できる。下積み時代、生計を支えたのが台本など謄写版印刷のガリ版切り。鶴岡市の印刷資料館に作品と道具が寄贈されている。日本テレビ「知られざる世界」は10年間以上、ナレーションを担当。NHK特集などへも丁寧で低い声の語りは重用され人気を博した。NHK大河ドラマへも数えるだけで13本出演。先頃NHKスタジオパークで、俳優の田口トモロヲ(NHK「プロジェクトX」のナレーター)が、その怖い役柄(大河ドラマ「樅の木は残った」)の演技を絶賛している。佐藤は、松本清張原作のドラマへも多く出演している。昭和53年のNHK和田勉演出の「天城越え」(大谷直子主演)で少年に殺される土工の役は憎々しかった。岩下志麻の「極道の妻たち」でのヤクザの親分は、貫禄十分だった。「東京裁判」(昭和58年)では、4時間半、単独のナレーションで評価が高い。

山形  勲(やまがたいさお) 1915─1996 平成08年、80歳没
戦後、東映の時代劇などに多く出演、片岡千恵蔵・市川歌右衛門など大物俳優から斬られる専ら悪役だった気がする。テレビドラマに出演するようになると「白い巨頭」(昭和42年・テレビ朝日、佐藤慶主演)での大学教授は、白髪が端正で存在感を示した。このドラマは観ていないが、ここで単なる斬られ役の悪役を脱したような気がする。名優の誉れ高い山村聰は、戦前の東宝劇団時代からの友人だった。「華麗なる一族」は(昭和49年〜50年)テレビ朝日の連続ドラマで銀行頭取の山村聰、大蔵大臣役で山形は、貫禄十分だった。「剣客商売」(昭和48年・フジテレビ)では、加藤剛と共に主演した。平成07年NHKドラマ「されど、わが愛」が最後の出演だった。これは8oVTRテープだが録画してある。勲四等瑞宝章受賞。長男はテレビ朝日のプロデューサー。

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2016/5/20  22:42

投稿者:湘南の暇人
佐藤慶、山形勲共に脇役・悪役の俳優さんでした。
佐藤慶は沈着冷静、重厚な語り口でナレーションは抜群でした。山形勲も最後の作品はNHKでしたね。
兎に角個性派は、声が抜群でした。

http://www1.odn.ne.jp/~ceg94520/homepage/

2016/5/19  12:36

投稿者:なりひら
佐藤慶さんは、渋い演技をする俳優でした。正義派よりは権力者や悪役が得意だっとという印象があります。こうした演技は本当の演技力がなければ出来ないと思います。まさに実力のある俳優でしたね。

http://happy.ap.teacu,p.com/ibaraki-doji/

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