2009/3/25  13:42

朝倉彫塑館  昭和史
JR山手線・日暮里駅「谷中口」を降り、坂を上り直ぐ左折すると「朝倉彫塑館(ちょうそかん)」がある。明治〜昭和の彫刻・彫塑家、朝倉文夫のアトリエ兼住居を改装した美術館。住宅街の路地の中に佇む小さな個人美術館。現在は台東区立であり、財団法人台東区芸術文化財団が運営・管理を行っている。筆者は昭和50年代、「緑樹会」なる表千家の茶道クラブの仲間とともに2度にわたり、ここの居間を借りて茶会をした記憶がある。

今朝(3月25日)のNHKニュースでは4年間を休館として大々的な修復が行われるらしい。休館は今月末であると言う。

展示室は彫塑作品を展示する旧アトリエ部分、遺品や蔵書を納めた書斎、コレクション品などを収めた応接室等がある。朝倉彫塑館を特徴付けるのは、中庭の池を中心とした日本庭園である。 池は谷中の湧水を利用しており、四季折々必ず白い花をつける木が植えられ、儒教の五常「仁・義・礼・智・心」を造形化した5つの巨石が配されたユニークな造園様式である。平成13年に彫塑館の建物全体が国の登録有形文化財に登録。また昨年には庭園が「旧朝倉文夫氏庭園」として国の名勝に指定された。

朝倉文夫(あさくら ふみお、1883年(明治16年)3月1日─1964年(昭和39年)4月18日)は、明治から昭和の彫刻家(彫塑家)である。娘は舞台美術家・画家の朝倉摂(摂子)と、彫刻家の朝倉響子。俳優の大塚周夫(ちかお)は文夫の甥。「周夫」という名前は朝倉が命名した。天才作曲家・瀧廉太郎は中学時代の先輩。昭和23年には第6回文化勲章を受章。昭和42年、朝倉文夫死去後、3年を経て「朝倉彫塑館」として一般公開。昭和61年台東区に寄贈される。

◆代表作品
・翼の像 JR上野駅構内
・墓守 明治43年 朝倉彫塑館所蔵石膏原型は重要文化財
・大隈重信像 昭和7年 早稲田大学。登録有形文化財
・太田道灌像 昭和27年 東京国際フォーラム内
・滝廉太郎君像 大分県大分市遊歩公園

クリックすると元のサイズで表示します
0


※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ