2020/9/18  23:17

エリート軍人  昭和史
09月04日にも記述したことの繰り返しになる。即ち≪筆者は本来の天邪鬼精神を発揮して「戦争の昭和史」を全面的推敲、書き換えている。ビルマ・フーコンで九死に一生を得た芥川賞作家・古山高麗雄氏が保阪正康氏の「日本の軍事指導者は何であんな愚かな戦争をしたのでしょう」の問いに答えた。「軍人はバカだからです。でも勉強はできますよ。机の上の戦争は研究していますよ。だけど人間によっぽど欠陥があったんです」≫の吐露は、忘れることの多い読後だが記憶していた。

しかしエリート中のエリートである軍人は10年間の超のつく教育を施されている。陸幼(陸軍幼年学校)3年、陸士(陸軍士官学校)4年、陸大(陸軍大学)3年。陸幼・陸士は隔絶された施設で13歳から20歳まで。陸大は陸士を卒業したあと、3年から5年ほどの(陸軍少尉)経験した者が受験できる。

その優秀であるべき軍人が1─10の国力差のあるアメリカに戦争を挑んでボロボロに負けた。そのエリート軍人は10年間、何を学んだのかが疑問中の疑問だった。インパール作戦の“バカの4乗”と同じく、エリート軍人の陸士・陸大の教育の実態を告白した書物があった筈だが、やっと昨日、見付かった。

昭和史研究者としても名高い秦郁彦氏の『現代史の争点・文春文庫』だった。その対象の軍人は、明治42年生の陸士42期卒(偶然だか明治時代の生と陸士卒の数字が同じ)の加登川幸太郎陸軍中佐。そのインタビューの翌年1997年88歳で死去。内容は次回。将官クラスではないからなのかかなり赤裸々に告白しているように思う。

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