2021/7/5  22:43

哀悼 立花隆  読書
四月末に「知の巨人」と称されていた立花隆氏が亡くなった。80歳だと言うから少し短い人生だった気がする。だがその仕事の内容は優れたもので、そのデビューも鮮やかだった。54歳で総理大臣になった中卒の学歴の田中角栄は“今太閤”と持て囃されたが立花の「田中角栄研究 その金脈と人脈」によって退陣に追い込まれた。昭和49年11月号。丁度私が30歳のときでこの月刊「文藝春秋」は記念に保存していた。この雑誌の紙質は中質だから、それから50年以上経過すればだいぶ黄ばんでいる。ネットで見たら9000円の値段がついていた。

立花氏は、田中角栄研究からロッキード事件、臨死体験、日本共産党研究まで幅広い分野の追及、母校の東京大学で「立花ゼミ」まで開設していた。立花隆の真骨頂は事実=ファクト。主観的な好き嫌いの文章・報告は無かったらしい。だが一人のジャーナリスト・評論家が、学歴が中卒とは云え、昭和を代表する総理大臣を辞任に追い込んだのだから誰もが評価した。

小石川の通称“猫ビル”は3万冊の蔵書がある。田中角栄を倒したのは情報収集の言葉で言えば「オシント」で公開されている情報の分析。最後まで総理大臣の犯罪を追及した。立花隆がどこまで自覚していたかは不明だが総理大臣逮捕の経緯は聊か怪しい。アメリカの議会での司法取引に於けるロッキード社の責任者の証言。被告の田中角栄側は、反対尋問も許されなかった。平成時代のNHKのドキュメントでは、これは作られた裁判だったことが明かされているし、週刊文春でも特集があった。

クリックすると元のサイズで表示します
0

2021/7/11  15:13

投稿者:なりひら
博覧強記とは立花隆さんのためにある言葉でした。普通人
が一生に読む本は、せいぜい数百冊でしょうか。貴兄はも
っと読まれていることでしょうね。

https://happy.ap.teacup.com/ibaraki-doji/

※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ