2009/7/11  9:53

木下恵介アワー・記念樹  昭和史
昭和41年と言えば筆者が21〜22歳のころで、住込工員を脱して漸く四畳半のアパートの一室に落ち着いた年だった。06月にはビートルズが来日公演して大騒ぎ。03月には2日続けて飛行機の墜落。この年だけで4回も墜落事故があった特異な記憶がある。

TVはモノクロが主流。NHKの大河ドラマは「源義経」、同じ日曜日の午後08時台は渥美清の「泣いてたまるか」、火曜日は「木下恵介アワー」があった。「泣いてたまるか」は別の機会にすることにして木下恵介アワー」は30分のドラマだった気がする。インターネットで検索したらこの番組の一部始終を記したHPがあって驚きである。

その何作目かに「記念樹」という番組があった。そのHPによれば昭和41年04月〜昭和42年02月にTBS系で全46話、一話完結で放送された。製作は木下恵介プロダクション。原作・脚本は木下恵介・山田太一。主題歌は小坂一也の歌う「記念樹」だった。作詞・作曲は木下恵介の実弟木下忠司。木下忠司は「喜びも悲しみも幾歳月」が最も有名。

物語は横浜の養護施設の保母・池貝先生(馬渕晴子)が中心。教え子たちとの15年の絆を描いたもの。その年から15年前なら昭和26年、多分戦災孤児が教え子だろう。主人公が結婚するとき植えた一本の桜の木を中心に堅く結ばれた絆があった。その後亭主を交通事故で亡くした主人公の保母と青少年に成長した子供たちが再会して、それぞれのその後にお互いに悩むという心温まるもの。教え子には若き日の田村正和・仲宗根美樹・石立鉄男・小坂一也・関口宏・原田芳雄などが出演。

この番組の冒頭の「桜の苗が大きく育つころ〜♪」のテーマ曲は忘れられない。平成09年に亡くなったが小坂一也の哀愁を帯びた高音で独特な震え声で歌う「記念樹」の歌は忘れられるものではない。今でも口ずさめるがオーバーに言えばそれから40数年レコードを探し求めた。インターネットとは便利なもの。小坂一也ではないが藍川由美というソプラノ歌手が自ら足踏みオルガンを弾きながら歌うCDを購入した。歌詞は6番まである。昨晩は43年ぶりにこの曲を5回続けて聴いた。因みに1番は次の通り。

 桜の苗が大きく育つ頃
 僕らはみんな大人になるんだ
 あいつとこいつ あなたと私
 真っ赤な頬っぺはしているが

クリックすると元のサイズで表示します
15

2020/6/14  15:28

投稿者:阪本 聖子 
この歳 母が亡くなりました。享年42歳、、
この歌を聴くだけで 当時の事が 蘇ります。
悲しさよりも 虚無感だけが、、、、

※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ