2011/2/8  21:29

活版印刷今昔01  印刷
筆者の私は、学歴が中途半端で且つ怠惰な10・20代を送ったので、大企業の勤務はならなかった。おおむね20歳頃から60歳の定年までは印刷会社の植字工だった。現場では「しょくじこう」とは言わず「ちょくじこう」と言った。もっとも50歳からは、いきなりコンピュータの導入で「さあ今日からワープロで文字を打って下さい」となった。小企業は、ずいぶんといい加減である。ワープロは「ローマ字打ち」という文字入力の方法を知っていた。

この辺の経緯は兎も角として、筆者が覚えた活版印刷の「植字」の技術は無くならないと思っていたが、世間はあっと言う間にコピー・ワープロ・パソコンと一瀉千里に突き進んだ。活版印刷の歴史は、おいおい語るとして、インターネットを検索していたらとんでもない画像にお目にかかった。直ちに画像を取り込んだが、その元画像がどこにあったのかは解らない。申し訳ないが勝手に使用させていただく。

知らない人が見ても鉛の活字ケースから活字を拾っているのは判るかもしれない。しかしこれには許しがたい嘘がある。活字を拾う人が背広にワイシャツのいでたちから嘘と見抜けるが、問題はピンセットで活字を摘まんでいることにある。拾い集めた活字を収める文選箱(ぶんせんばこ)の持ち方も殆ど嘘である。ベテランの文選工(ぶんせんこう)なら眼にも止まらぬ速さで次々と活字を拾う。人差し指・親指・中指の三本が目まぐるしく動く。そうでなければ仕事にならない。ピンセットは必須道具だが、組み上がった頁の間違いの活字を抜くときにしか使わない。

活版印刷は急速に廃れ、もはや昭和の遺物と思っていた。デジタルに反するアナログの世界はLPレコードくらいと思っていたが、活版印刷も再び脚光を浴びているという。しかし今の若者の多くがよく知らないからと云ってこういう嘘はいけない。以後、このブログで筆者が経験した正しい活版印刷の歴史と現場をお届けしたいと思う。

クリックすると元のサイズで表示します
41

2011/2/10  10:30

投稿者:湘南の暇人
個人がインターネットで自分の頁が持てるようになるのを誰が昔想像したでしょうか。
昭和の時代は活版が主流でパソコンの「パ」の字もありませんでした。個人がパソコンで写真や印刷がそれも簡単に出来るようになったのはここ10年です。
30年前なら印刷現場の職人はほとんどが中卒です。しかし感じの読み書きは多分普通の大卒より博識だったように思います。

http://www1.odn.ne.jp/~ceg94520/homepage/

2011/2/9  23:12

投稿者:なりひら
私は、30年以上前に会社で、社内報の編集をやっており、印刷前には「出張校正」と言って、大阪の天満にある中堅印刷屋さんの事務所で、最終チェックを行い、修正が必要なら、階下の印刷工場へ行って職人さんに直しをお願いしていました。その現場は、写真のような活字がずらっと並んでおり、職人さんは「漢字」を実によく御存じでした。昔のことをふと思い出しました。

http://happp.teacup.com/applet/ibaraki-doji/msgcate2/archive

※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ