2011/2/21  13:17

活版印刷今昔09  印刷
植字(しょくじ・ちょくじ)とは文選された活字と図や画像の銅板を組み合わせ、割り付け用紙に従って組版することである。これが原版(単純に組版、元版とも言っていた)と言われるもの。「割り付け用紙」とは言葉の説明は難しいので、筆者が「ワード」か「インデザイン」で近々作成してみたい。簡単に言えばある頁のどこに文字を配置、見出し、文字数、行間などの指定、どこに図版などを配置するかの指定書である。機械なら設計図であろう。これは出版社の編集者の仕事、それに従い活字を拾うのが印刷会社の文選工、組むのが植字工、印刷機に組み付け印刷するのが印刷工である。出来た原版・元版を試し刷りしたものの不備を直すのが印刷会社でも出版社でも「校正」となる。

校正とは稿を改めて述べたいが、間違いを直すのだから簡単と云えば簡単で誰でもできることだが、出版社の出版物ともなれば、どうかすると著者を上回る国語力・知識を必要とされる。慣用句・四字熟語など知悉していなければならないのは当然である。

危機一髪が「ドラゴン危機一発」はおかしいし、「シクラメンのかほり」は、作者が拒否したが「かおり」か「かをり」でなければ、言葉にならない。顔、尚は旧仮名では「かほ、なほ」だが「かほり」では「kahori」でしかない。

下記画像は、昭和48年発行の『万有百科大事典』(A4判変形)。5つの画像の5番目が、当然縮小されているが、この頁の原版・元版。頁の右側の文字が原版では、左側になる。因みに、和文は横組み、7ポイント22字、64行である。縮小画像の右側の空白は、実際のこの頁の5個の図版部分である。カラーなので黄・青・赤・墨と計4回の印刷となる。左上は「文選」右上は「植字」中左は「鉛版作成」中右はオフセット印刷。下部は原版縮小版。

本日、筆者の所属する短歌会の原稿がエクスパックで到着。文字入力のため、ブログは週末までお休みします。「花ブログ」は一週間分のストックを用意、毎日更新します。

クリックすると元のサイズで表示します
4


※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ