2013/1/26  14:28

金目商店街  身辺些事
筆者の居住する平塚市郊外の金目(かなめ)地区は、昔は「神奈川県中郡金目村」と称して典型的な農村だった。昭和40年以前はマイカーなど皆無に等しく、村の集落にトラックなどとが入り込んで来ただけで子供達には、大騒ぎだった記憶がある。今、容易にネットで「平塚市金目商店街」を検索すると53店舗が加盟と表示される。だが平成25年・2013年の商店は、筆者が勘定するだけで10店舗くらいである。確かに農村だったころの移動は、歩行、農作業の牛車、あるいは自転車、リヤカーである。生活必需品は個人商店にそれぞれ求めるしか無かった。今は極端に云えば、買い物は、郊外の大駐車場完備のスーパー乃至はコンビニに限られる。したがって昔の、市と市との往還道沿いの個人商店は、近所の主婦相手のみで商売としては軒並みアウトである。

大晦日に「灯油」の新年の販売はいつからとスタンドの店員に訊いたら「今日で閉鎖です」とのたまわられた。びっくりである。これもネット検索すると「消防法改正」でガソリンスタンドの地下タンクは補修するか、交換するかで1基1千万円も費用がかかるらしい。これでは個人商店のスタンドの経営は成り立たない。筆者などの居住地域は、まだ近くにスタンド、セルフサービスの大型店があるからいい。地方では車に頼るしかなく、また灯油を配達してくれる商店は何物にも替え難いらしい。各家と行政が連携して出資してガソリンスタンド閉鎖を免れた地域もあると報道。

金目商店街は、坂東33カ所観音霊場の「金目山光明寺」を起点とした歴史がある。今は生活必需品を個人商店で求める人は少ない。この商店街の残る店は、洋品「尾張屋」、菓子舗「山口屋」「小巻屋」、「西山魚店」である。往還道に沿う他の店は、クリーニング店、スーパー、信用金庫、歯科医院、呑み屋、鍼灸院、自動車整備、デイケア、材木店などあるが、衣食住に関する個人商店とは言い難い。大晦日で「ガソリンスタンド」は閉鎖、倒産している「三河屋豆腐店」(鎌倉小町も経営)の解体工事が、年明けから始まった。

蛇足だが、つい最近NHKBSで放送された森繁久弥主演『警察日記』は、昭和30年の映画で東北会津の往時の農村が描かれている。以前見た昭和33年の『鰯雲』は、淡島千景主演で往時の小田急沿線がカラーで描かれていた。これらを見ると幼いころの風景が蘇る。神奈川県北部の発展は、この小田急電鉄によるところが大。更に言えば昭和38年頃に「東海大学」ができてから、あるいは箱根行の「ロマンスカー」が運行されてからこの大山山麓は変わった。由緒ある大根(おおね)駅が「東海大学前駅」と昭和の終わりに変更された。何しろ大学周辺の町の発展は目を瞠る。昔の農村を知る者としては…。

クリックすると元のサイズで表示します
1

2013/1/30  22:56

投稿者:なりひら
本記事を拝見しながら「小売店事情はどこも同じだなあ」と思いました。私の住んでいる宝塚市も、小売店がバタバタつぶれて、大規模小売店に集約されています。これで日本の第三次産業はいいのかな?と率直に思います。同時に地域コミュニケーションの劣化が進んでいます。

http://happy.ap.teacup.com/ibaraki-doji/

※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く

名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ