2013/8/26  8:31

大いなる忘却  身辺些事
先日猛暑のなか、エアコンの冷房さえ機能が弱められるほどだったが、シネプレックスへ出かけ、いちばん早い上映の(09・30)「少年H」を見た。原作は、戦後の価値観ありき、で著述されたらしく、多分にフィクションらしく“興ざめ”だった。ほんとうは宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』が見たかった。

『風立ちぬ』は、喫煙シーンが多く“禁煙学会”から注文がついたらしい。
≪映画「風立ちぬ」に喫煙シーンが多いことを、NPO法人「日本禁煙学会」が問題視、スタジオジブリに対し、タバコの描き方に配慮を求める文書を送った。「未成年の観客も多く影響も大きい」と指摘、インターネット上では賛否両論の書き込みが広がり、学会には「表現の自由」「作品に文句をつけるな」といった苦情が数件寄せられた。 学会は文書で、作品で主人公の教室や職場など喫煙シーンが「数え上げれば枚挙にいとまがない」と批判。肺結核で寝込む妻の手を握りながらたばこを吸う場面については「夫婦の心理を描写する目的があるとはいえ、他の方法でも十分表現できたはず」とした。未成年の学生がたばこを友人にせがむ場面もあり、同会の作田学理事長は取材に「未成年者の喫煙を助長する。過去の出来事とはいえ、子供たちへの影響は無視できない」と非難した≫

喫煙に害があるのは喫煙者も知っているし、あくまで個人の責任だから他人がとやかく言う問題ではない。NPO法人がいかなるものか知らないが、現在の価値観で戦前を批判する典型的な例かも知れない。教育TV『達人達』、文春07月号でも宮崎駿・半藤一利の対談がある。堀辰雄「風立ちぬ」+「ゼロ戦」戦闘機設計者の「堀越二郎」を描いた宮崎駿の昭和史のアニメ映画。個人の視点から太平洋戦争の批判であることが解るし、喫煙シーンなどで問題を矮小化するのは、はっきり言って「お笑い草」である。

先日、地上波で放送された昨年の高倉健主演『あなたへ』は、保険金詐欺の話だ。日本の保険協会が「保険金詐欺」を助長するとクレームをつけた話は聞かない。ヘビースモーカーの原作者・宮崎駿氏に助言するなら話は解る。シリアでは化学兵器で無辜の庶民を殺すのが現実、のどかな極東の島国、日本を表す典型例だった。NHK『夫婦善哉』では、主演の森山未來が煙草を深く吸い込んで吐いていた。これは演技ではない。早くNHKにクレームをつければいいのに!

 炎暑には時々あるが首傾ぐ小さなお世話、大いなる忘却

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