今日は塾は休講日です。明成塾では実はとても珍しいことです。冬期講習期間ですが、今日はお休みなのです。私は、このようにブログを書いていて、また、高校生の英単語の問題を作ったりしている日常ですが。
すこし前の塾生のお子さんなら(卒塾生と言うべきでしょうか)、12月25日に明成塾が休みなんて考えられないかもしれませんね。それでいつから休みになったのかというと平成28年の冬期講習からなんです。その理由は25日は欠席する生徒さんがでてきたからです。クリスマスに関してのお楽しみというところでしょうか。
確かに、笑顔に包まれたテーブルで、大きなケーキに立てた数本のローソクのオレンジ色の炎を小さなお子様が吹きけす光景は大切な時間かもしれません。このイメージを優先して休講日としています。
枕元に欲しいものを書いて、そして翌朝目を覚ますと、靴下のなかにほしかったものがある。それはサンタクロースの贈り物です。そして、また数日が過ぎれば、今度はお正月。大晦日には眠い目をこすりながら、11時過ぎまで起きていて、やがて年越しそばを食し、テレビからは除夜の鐘の音が聞かれ、「もう寝ましょうね」とお母さんの声がする。小さな子供は、翌朝目を覚ますと、手作りのおせち料理がならぶ前に立つ。皆が座り、まず新年のあいさつをかわす。あらためて玄関に向かうと、孟宗の青竹の足元におじさんが切ってきた松をあしらい、南天を無造作に縄で巻いた自家製の門松がある。ちいさなちいさな自転車にも、前日つけたしめ縄があって、そのミカンはおいしそうだ。
雑煮やら黒豆やら食べると、子どもたちは庭に出て遊ぶ。年長の子どもが小さな子供に独楽のまわし方を教える。小さな子供が独楽を放ると、それは投げつけられた石ころのように土の上に転がる。小さな子の姉は、縁側につるされた柿の実にふれ、だれかと何かを話している。猫は年の始まりなど関係なく、いつもの座布団の上にいてゴロゴロとのどをならしては目を閉じる。
クリスマスのサンタクロースのプレゼントは、わくわくする夢だったろうし、お正月の小さなお年玉袋は中身よりも恒例の瞬間の魔法のような時間だったのかもしれない。
どこか違わないだろうか。あの頃の新年と今とでは。
子供はゲームに興じていて、小学生の子も平気で深夜まで起きているかもしれない。だれとも知れぬ相手とオンラインでやりとりしているかもしれない。一面でとても覚めて現実的でありながら、将来の夢から逃避しているようにも思える。
ネット社会になって利便性が追求され、ある意味で、個人の尊厳など希薄化するニュースが多い。未来社会においては、さまざまなひずみは、心のつながりを妨げてネットの端末と人の境界が失せていくかもしれない。視点を変えれば、いやおうなしにほとんど99%の者は操られる側に区分され、それでいて自分が積極的にかかわっていると錯覚するだろう。未来は、ある意味でネット社会を構築する過程に寄与した様々な天才ですら予想できない方向に進んで行くだろう。
田園のかなたに夕日を眺めたあの頃の子どもと今の子どもではどちらが幸せなのか知る方法はない。
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明成塾応援団員様
いつも励ましの言葉をいただきありがとうございます。
春夏秋冬とは言いますが、たしかにそのメリハリを感じにくいですね。おっしゃるように生活のメリハリも薄れてしまっているように思えます。やや寂しい気分になりますが、子どもたちとは違って比較対象があるためかもしれません。
塾生数名が初日の出を見に山に行くと元気に話していました。そのいきいきした笑顔は、昔の子とかわらないと感じました。元旦の晴天を願っているところです。
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