タブレット幻想
学校より与えられたタブレットは、格好のこどもの遊び道具となっている。公立中学の場合には、そこにどれだけの費用が投じられているのだろうか。こどもたちは通信会社が提供した学校おすみつきのタブレットで遊ぶ。「タブレット・・・あれですね・・・・ほんと・・勉強しないですね」と言われる保護者の方もすくなくないはずだ。もちろん、学校の宿題などの型にはまった作業もやっている。それはまるで、おきまりの作業をこなすつまらない作業にも思える。なにやっているの?と聞くと、「あっ、宿題です。わからないところを検索しているんですよ。」などと言って、つぎからつぎへと、まるで無限ループに陥ったかのように何かをやっていたり、あるいは関連するやつを見ているといってみたりする。いうまでもなく、たんなる遊びに使っている者もすくなくないだろう。もともと、諸事情で、そのような環境が家になかったお子さんにとっては格好の遊び道具ともいえよう。
そんなことはない。子供たちは決められた規則に従って使用している。そう言った声もあるかもしれない。もちろん、その言い分も認めてよいが、それは、ある意味で時間管理ができているお子さんや、規則を守るように自分でできるお子さんであろう。しかし、現実には、そうでないお子さんも少なくないし、学力上昇に特に寄与していないと思われている保護者の声が多々あることからもあきらかである。
学校としては、感染症の現状からすれば、このような端末での宿題の提出という選択肢しか方法がないのかもしれない。しかし、子供側の現実を踏まええていかないと学力格差はさらに広がるかもしれない。
*今コロナウィルス(オミクロン株)の感染が爆発的に広がっている
おそらく、友達が感染したととか、あるいは濃厚接触者となったとか・・・そういったことは、もはや日常のことではないだろうか。「となりの組はクラス閉鎖になりました。」「学年閉鎖のなりました。」「会社の同僚のお子さんが感染しました。」「市中の感染率ってどのくらいなんでしょうね。」と言った話もいつのまにか、まるで挨拶のようになっているのかもしれない。塾ではどのような対策をされていますかとの質問も先日あったが、通塾前の検温、マスク、換気、机当のアルコールによる消毒、定員が決まっているので教室の数席は空席などなど。
しかし、このようなことを励行していて塾内で一時的な意味での感染が起きなくても
学校や家庭において感染が生じ、それが二次的に塾においての感染に結び付くという可能性は普通にありうるだろう。この点は、いうまでもなく
人の多く集まる大手の塾では、当塾の比ではないはずだ。感染を心配されるのなら、学校に行かなければいいし、学校と同じような規模の場所にはいかなければいい・・・。しかし、そうもいかないだろう。いやいや学校はそんなときはオンラインですからという答えもありそうだ。それなら明成塾は学校より早くからやっている。真意は、そういうことを言っているのではなく、この感染症はどこで誰でもかかりうるレベルになっていて、明日はあなたかもしれないし、お子さんかもしれないということ。あるお子さんが「俺はこもってゲームしているから大丈夫」と言っていたが、「それなら、私は君たち以外とはほとんどだれとも会わないから同じだ。」と言うと、彼は「先生もですよね。」と笑っていた。しかし、こんな一種の引きこもった生活であっても、相手はウィルスなので、生活用品を買いに行った際に感染するかもしれない。
「となりのクラスが学級閉鎖になったんです。・・・でも誰が感染したのかわからないんです。」こう言った話がでるのが、ひとつの
日本人の感覚(土壌)のように思える。一日に何万人も感染者を出している国では、このような発言は無意味だし、ウイルス側からしてみれば、「おいおい、何言ってんだよ・・・・君を無症状にしてやっているんで、君は今は気が付いていないだけだよ。」となるのかもしれない。簡単に言うと、「誰」とかは無意味ということ。
幸いと言っていいのかわからないが、軽症(それも程度による)が多いと聞いている。発熱も一時的のようでのある(注意すべき立場の方もいるが)。このウィルスは、一面ではその人の人間性をあぶりだす装置のようにも見える。他人事のようにみて、誰が・・誰がとかいう者は、現実を俯瞰していないだけである。おそらく、あとひと月もすれば、一山は超えるだろうしそうあってほしい。
こんな風潮のなかで学力重視という点を見失わずに入塾していただいた方に心より感謝申し上げる次第である。
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