絶対とまでは言わないが
塾をやっていて思うことは、成績がものすごく伸びる生徒の保護者様には、ある共通性がある。
それは、ある種の信頼だと思われる。
当塾にこられた入塾された生徒さんは、普通に勉強していても全員が成績を伸ばしている。当塾をご存知の方は、内外ともに、これに異を挟まれる方はいないと考えている。
しかし、そのような指導をしていても、退塾は皆無ではない。
すなわち、成績が伸びているのに、更に伸びる塾が存在すると保護者様が考えられる例である。しかし、生徒の側は、自分が勉強しているわけで、どのような勉強をしていて伸びているか身をもって感じているので、あえて保護者に従うというケースだ。このような事例はまことに少ないが皆無ではない。
「何を調子にのったことを言っているの。」と言われそうだが、
私が申し上げたいことは次のことだけである。
「(少なくとも当塾のある地区には)明成塾より成績があがる塾は存在しない。」
つまり、成績のあがる生徒の保護者様に共通するものは、
その当塾への信頼だと考えている。
ある生徒の保護者の方が、「先生からの手紙を壁にはっています。」と言われた。
それは、成績の伸ばし方をまとめたものだった。
まったく、違う学年の生徒さんのお母さんが、HPの一部をプリントアウトして壁にはっているといわれた。
このような信頼に対して、応えなければならないと考えるわけである。
人間は信頼で生産性を増すものである。保護者の方にご認識願いたいのは
例えば、学年で100位の生徒が50位台になったとする。そうすると、一方には120位台から30位台になった塾生もいる。相対的に、前の生徒の方が伸びていないわけだが、それはあくまでも、明成塾内の話だということ。そうしてまたそこまでの伸びを作り出すのに、ひとりひとりの塾生にかなりの思いをかけているということ。
また、このブログをご覧頂いている中学生の方の保護者様も、
当塾がどのような考えで指導しているか、その一端をご覧いただけるのではないだろうか。
子どもの学力の上昇を決めるのは、親次第だと言える。
私は歯に衣着せぬ話しかしない。
うちの子は、「頑張っている」と言われるお母さんがいたとする。
しかし、その生徒が、英語の単語を書けるようになっていないとしよう。
大概の場合、「その生徒は、頑張っていない」し、
お母さんには、その通りに言うことにしている。
そのような場合に、
「先生は、うちの子が家でやっているのを知らないから」
などと言われる場合には、お母さんが子どもの未来をつぶすケースに該当する。
つまりは、何をお子さんが《成し遂げているか》に重点があり
そのために時間を使っているかを親は冷静に見なければならない。
単に机で、一定の作業をしていることは、言い方はきついが有意な勉強ではない。
もちろん、このような場合にも、子どもに対しては、褒めてやることは大切だ。
だが、一方では親は子どもとは次元の異なる客観的な目をもつことが、成績の伸びの決め手となる。
そのような客観性は言葉に出さずとも通じるもの、まさに信頼へとつながっている。

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