アメリカ人のある学者の方が、大勢の学生や社会人の方に対して、問題を提起して賛否を問うという形式の番組であった。
卒塾生である大学生の勧めもあったのを思い出したのでどのようなものか、と見てみた。
問いかけのなかには、「〜は金で買えるか・・」という基本図式のなかで、〜入るものを変えて聴衆に問い、聞き手が賛否を論ずるという形で話を進めるというものがあった。
ところで、この問題には一定の範囲で用意された結論というものがすでにあり、聞き手は、参加という形式を踏みながらも(つまり、その限りでは、自己の主張をしながらも)、実のところ、その用意された結論に向かう両輪として方向付けられていくように思えた。
たとえば、「〜は金で買えるのか・・・」という問は、具体的には、
手に入りにくい音楽のチケットがほしい人に、なんらかの通常ではない方法で手に入れたチケットを売るという例や、医療を受ける順位を金で売るというような例であった。
これらの問に賛否で答えるわけであるが、二分法であれば、解答の場合は、当然ながら想定の範囲となる。それは根拠付け自体の問題ではない。
用意された結論は、物とそうではないものとの間では、この問に対する答えは変わるという(実は新しくもない)結論であった。大掛かりな授業の中で、このような常識的な結論に行き着くことには、どこに意義があるのかと考える人も視聴者のなかにはいたかも知れない。
思うに、このハーバード大学の先生の講義の本旨は、ある意味で賛否をこえたところにある事象の本質に参加者を導くところにあると言えるのではないか。「金で買えるか。」という市場経済の原理が、生命という価値と向き合うというトピックは、ある意味でそれへの誘導過程でもあろう。視聴者は、そのエンターテーメントを自己参加という幻想のなかで楽しむのであろうと思った。そしてまた、一方では、この先生の笑顔や分かりやすい表現が人気の秘密なのだろうとも感じた。
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