もうすぐ3月から、明成塾ではあたらしい教科書内容をベースとした授業が始まる。おそらく、一般の生徒さんたちは、4月の16日ごろから学校で授業を開始されることだろう。当塾はリンクした「熊本の塾ー明成塾」を見ていただければ、おわかりのように「下剋上型の塾」なので、先行学習により、上の成績の者にうちかたなければならないという宿命的な任務を負っている。だから、悠長に4月から授業開始はできないわけである。
とくに中学生の場合に、1年間に消化しなければならない学習量は決まっている。普通の思考力ならわかるだろう。今現在成績で負けている相手に、同じ時期にスタートしたら勝ち目がないということが。例えば200名中50番の生徒が済々黌をめざすとすると、現在10番の人に彼は現実に勝たなければならない。明成塾の提供するのは、その戦略である。仮に50番の生徒が、塾などで勉強していようといまいと、本当の戦略をたてて動いていなければ、結果は十中八九見えている。つまり、その生徒は、済々黌を断念するか、あるいは落ちるかである。
ブログを見ていただいている方にも、この地域以外の方もおられるかもしれないので、熊本という小さなエリアの話であることをご承知願いたい。この地域での高校のレベルの順は大体次のようなものであることを話の参考にしていただければよい。
国公立
1熊本2済々黌3第二理数科・電波高専4第二・第一英語5熊本北理数
(以上偏差値60以上:但し地元の模試によるもので全国的なものではない)
私立(一般)
1真和2学園大付属3マリスト4九学理数(以上偏差値60以上)
現在明成塾の今年度塾生は電波高専・九学・学園大付属をうけ全員が合格している(公立後期試験3/8 前期は西理数に合格)。
熊本の高校のレベルについては、特に私立において過去との変化が激しい。レベルが上がったのが真和、落ちたのがマリスト。ほぼ変化を見せていないのが学園大付属ではなかろうか。また公立では第一の衰退も気になる。個人的には「明確に」共学を打ち出し、男子にも受験を実質的に可能にしてほしい。偏差値60程度の男子の門戸が狭すぎる。
この地区で偏差値60で男子が普通高校で確実合格をねらうなら、西理数(57)か、必由館(54)ということになろう。それを下剋上して第二、そして済々黌、さらには熊高となれば、普通のスピードではだめだと常識人ならご理解願えるはずだと思う。一人ひとりの生徒の人生のかかった勝負だからだ。

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