特に中学生の方が学力を変える方法を指導経験から書いてみたい。
2つの側面がある
1つは変えられる環境(内的 外的)があるかということ
2つ目は、実行力である
(前回の続きで)1つ目の環境について書いています。
学力を伸ばすといっても、それには動機がいる。例えば、「うちの子はやればできる」と保護者の方が言われる場合には、「うちの子には勉強するという習慣を身につけさせることができませんでした。」というのが客観的な見方である。中学生にもなるとほとんどの子どもは、だれも親のそのような甘やかした言葉(偽のフォロー)を求めてはいない。ゲームなどさんざん好き勝手にさせていて、「うちの子はやればできる」というようなことを言われる場合には、実のところ問題は親にある。もっとも、本当に成績を伸ばすことを子供に期待していないのなら話は別だが。これには受験期がせまると気が付く。と言うか、子どもが全く、その段階では親の言うことは聞かない。そうすると親は、塾でどうにかならないか?と問うことになる。ある意味で、動機のない子の場合、勉強に向かうきっかけを作ることが難しい時代ともいえる。
実のところ、昔の学校には、場の拘束力があって、勉強しない者が主役になる余地はなかった(スポーツなどでの活躍は別としても)。しかし、今日の学校は、その役割を事実上放棄している。例えば、小学の計算大会など学年に、数名満点がとれるかという時代から、今では、ごくごく簡単なテストで満点をとらせて「頑張ったね」と励ます先生の姿がある。そもそも、国立大学の教育学部をでた先生であれば(そう、45歳以上としておこう)、ご自分の子供のころに比べれば、できの悪い生徒をほめるというスタンスは、実は奇異なはずだ。つまり、ここにも場の拘束はない。「ほめて伸ばす」ことが悪いわけではない。しかし、一方で子供の可能性をそいでいる。ある生徒が100点満点のテストで、60点くらいだったのが、70点とれたときには、ほめることをこえて、その子が、どうすれば90点とれるかを考えてやることの方が大切だ。
少し、話は長くなったので、まとめると、内的環境は、時間的に繋がっている。その環境は家庭で作られている。客観的に勉強ができる環境をつくることは可能だが、それには本人の意識改革が必要である。小学生はともかく、中学生なら、親が「自分でどうにかしろ」と言っていい。このどうにかしろは、時間管理などの自律が含まれる。純粋培養(親のロボット)でない限り、子どもは変わるものである。
この続きは、次回に。
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