おはようございます。
「頑張る」と言う言葉がよくつかわれる。もちろん、何らかの目標にむけて全員で気分を高めたりするのにはいいのかもしれない。しかし、勉強の場、成績を上げる目的を達成するためには、この言葉自体無意味だと思っている。
何となく、この言葉には、本来、つらいことに立ち向かうみたいな精神的な強さを要するような響きを感じるが、成績を伸ばすこと自体は、そのようなものを要求しないと思う。
すべてを具体的に、そして分析的に解決するといいだけだ。
昨日ある生徒さんが、塾で宿題をしていた。真面目な生徒さんで、言葉の意味が分からず時間だけが経過していた。そもそも、このような勉強のしかたをすると「頑張らないといけなくなる。」言葉の辞書的な意味を、解答集の解答と一致させるなどは、できることではない。その生徒さんは、調べることが宿題だから、みたいな、やらされる勉強をしていた。もちろん、先生の立場では、そういう指示を出すだろう。そうして、宿題をやってきたかどうかをチェックするかもしれない。
しかし、大切なことは、そもそも宿題の形式ではなく、知識が習得できるかどうかである。逆に、先生に同じ宿題を出して、言葉の意味のテストをするぞということになるならば、先生たちは、ほとんどが間違いなく、解答集の解答をチェックするはずだ。つまり、自分で考えることは大切だが、その考えを確認するために、解答集をすぐに見る。言うまでもなく、解答集の製作者も自分で考えたのではなく、著名な辞書に頼ったはずだ。ここでは、頑張りなど必要ない。「この言葉は、こう使うのか」とか「こんな意味なのか」といった発見が大切になる。
どの分野においても、つらいような頑張りは必要ない。かなり前の話だが、あるトップ高に進学したお子さんが、英語の辞書を引くのが大変だということだった。不思議なことに、当時、その高校では「電子辞書は使うな」と言われていた。つまり、そのような高校でさえ「頑張り」を要求していたのだ。その生徒さんは、お母さんまでも辞書を引くのにかりだしていた。私は、「電子辞書を使えばいいんじゃないか」とか「ガイドを使えば」とか言ったことがあった。彼女は、学校の先生の言うことを信じて、紙の辞書を引いていた。その高校ではないが、高校の英語の教師にこの話をしたことがあるが、彼の返事はともかくとして、彼自身は、電子辞書を使っていた。
まじめなお子さんは、先生を信じて言われた通りにやろうとする。もちろん、多くの場合に、それはいいことかも知れない。しかし、勉強することは知識習得の手段に過ぎない。それが無駄に苦労するのなら、やりたくなくなるのも頷ける。
解答集がよくできている場合には、それを使った暗記などが有効である。
ある中学では、問題集の解答を渡さない。それは、解答を写したりして、自分でしない生徒がでるのを防ぐためであったり、授業時間に解答するためだそうだ。しかし、これは、本当に勉強する生徒には、おかしな話だ。なぜなら、自分でやった解答チェックした方が効率がいいからだ。私は、そんな子には、「どんどん先を進めていいよ。」というのが、本当の意味での学力アップをつくる教育かとも思う。授業時に解答なんか時代遅れじゃないかとも感じる。授業はできないところをなくせばいいようにも思うが。
関連する話で、塾生の大手の塾に通っている中学生の友達が、当塾に来てテキストの解答を見せてほしいということがあった。塾のある教科のテキストが同じだったわけだが、当塾と違って解答が渡されていないということだった。これに関しては、塾の方針だろうが、その方針も学校と似たり寄ったりだ。つまりは、非効率的。その生徒さんには「いつでも見に来ていいよ。」と言った。その後、その大手の塾も解答を渡していると聞く。
明成塾では、頑張らなくてもいい。いかに効果的に暗記したり、問題を解いたりできるかを考えてほしい。苦手な教科がある場合には、どの部分が苦手なのかを考えてほしい。そこをやればいい。そして、わからなければ、聞けばいい。そこで悩んだりすると、「頑張らないと・・」となってしまう。
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明成塾は、ひとりひとりのお子さんの立場にたつプロの指導をしています。お子さんを伸ばすためには、保護者の方にもご協力をお願いすることもあります。ここでできるようにならなければ、他ではなかなか難しいと考えています。
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