いろんな人が、いろんなことをサイトなどに書いている。
「勉強しなさい」と親が言ってもしない。親が「勉強しなさい」というのは禁句。親は、ほかのお子さんと比較してはいけないなど。
ひとつでも解けるようになったら、子どもが自分で勉強しだしたとか、子どもは大人に比べて忍耐力が弱いから、強制してはいけないとか・・・いろいろと机上の空論が書かれている。
直接、日々生徒と接している身として、ストレートに特に中学生に言っていることは、学力が将来にかかわる決定要素として、そのお子さんにとって大切なものかどうかだ。
そもそも、例えばクラスのなかに、「勉強しないでもいいよ・・」という者もいても一向にかまわない。将来は、わからないと言えば、その通りだが、案外、子どもやご家庭が描いた線から、それることはない。
1 あるお子さんは、高専に行き、その後に国立大学の大学院にすすんで、その後仕事に就いた。
2 あるお子さんは、上位高校に進み、その後国立大学に進学し、現在、国家公務員として働いている。
3 あるお子さんは、上位高校に進み、その後私立大学に進学し、現在、大手銀行で働いている。
このようなパタンのお子さんは、塾生の頃から猛勉強していたわけではないが、志望校に対する意識や、学年順位に対する思いは強かった。
クラスの話を彼らに聞くと、「ぜんぜん勉強しないやつもいますよ」と言っていた。多くの勉強する子が、そうであるように、彼らは、勉強しない子と自分たちを無意識のうちに分けていた。これは、相手を下に見ているといったことではない。むしろ、部活などでは仲良しだったりする。
中学生について言えば、勉強しない理由など実は明白で、「勉強しないといけない」という気持ちが本人に根付く家庭があるかどうかが全ての本質と断言できる。見方を変えれば、対人関係に秀でているとか、親のコネがすごすぎるといった場合には、子どもは勉強しない場合もある。また、親を含めたまわりに、そのような見本がある場合も、子どもは勉強しないだろう。それは、学力の人生の糧としての割合が低い場合と言い換えてもいい。ある塾生のお子さんなどは、高校を卒業後しばらくしたら、高級なスポーツカーに乗っていたし、あるお子さんは、家を継ぐために料理の学校に通っていた。また、高校に通いながら、バイトをしていたお子さんは、そこに正社員として就職し今に至っている。そういったお子さんにとっては、上記の1〜3のような生き方は不要かもしれない。
ところで、勉強しない理由とは違って、勉強したいが勉強できないというような環境のお子さんもいるかもしれない。そのようなお子さんについては、何も言えない。
一定の学力のお子さんを集めている学校でない以上、クラスの勉強しないお子さんの割合などはほとんど変わらないし、その数年後の状態がいわば社会の縮図である。その時に、本来、中学時に勉強しておくべきだった者が、こんなはずじゃなかったと後悔するかもしれない。
明成塾では、「まず行動」を促しているが、それを契機に動き出すかどうかは、何と言ってもそのお子さんの置かれている生き方によるだろう。
学力の面で秀でていない塾生だったお子さんが、社会に出て、今、輝いている姿は多々あるが、彼らには、何か人を引きつけるものがあるという点で共通している。自分を楽しめるものを持っている。そうして、加えて言えば、塾生の頃から、その片鱗があった。
子どもが勉強しない理由について、どうこう言うよりも、ひとりひとりのお子さんにとっての生き方で、学力がどの程度必要なのか、将来何をやって生きていくのか親子で話せばいいだろう。
「評論家みたいな話など全て無駄ですよ。」と笑って話してくれたのは、飲食店を経営している方(卒塾生)である。
−−−−−−−−−−−−−−−−
明成塾とは
明成塾は、ひとりひとりのお子さんの立場にたつプロの指導をしています。お子さんを伸ばすためには、保護者の方にもご協力をお願いすることもあります。ここでできるようにならなければ、他ではなかなか難しいと考えています。
小中学生とも、将来、熊本、済々黌、第一、高専などにいける学力を身につけたいお子さんに出会えればと考えています。
−−−−−−−−−−−−−−−−
お問合せ・ご相談先
地域唯一の熊高 済々黌 第一 第二 高専合格指導専門
上位合格をプロデュース
プロによる少人数指導
小学低学年から指導
明成塾 096−355−3089

1