完成度を高める方法は、具体的にとなると教科によって多少異なるが、だいたいにおいて共通している。
このような完成度を高める作業は、特に学校の勉強に限ったことではない。まさに作業であるという意味で、ほとんどのお子さんがなしうる。この作業の目的は、点をとることであり、作業している姿を人に訴えるために見せることでもなければ、作業していることに自己満足して一日を過ごすことでもない。
そもそも、この点をとるための作業が、ごく当たり前のこととなっている者が学年上位をとるし、その結果はまるでゲームで点をとることのようになっている。
この対極に、「勉強しなさい」と親から言われて、この点をとる作業ではない、まとはずれの勉強もどきに時間をとって、結局、低得点の子どもらがいる。いわば、彼ら彼女らは、踏んだり蹴ったりの状態に置かれる。
塾内を見ていると、ゲームしていましたと平然という者には、完成度を高める作業が、点をとる方法であることを理解しているものが多い。言うまでもなく、彼らにとって、刹那的には、そのような学力アップのゲームよりも、本当のゲームの方がおもしろいわけだが、学力アップというゲームの大切さもわかっているわけだ。中学になって、このことに気がついていないお子さんは、お子さん自身の問題ではないとしか言いようがないが、塾としては日々「思い」を伝えることにしている。
完成度を高める作業は、試験範囲の発表前に終了しているのが理想的だ。
市立の中学に限ってい言えば、ほぼやるべきメニューは決まっている。そして、7割程度は、知っているかどうかに過ぎない。例えば、中1の理科問題集など一字一句間違いないように覚えればいい。
具体的に方法を説明する。問題集の解答欄に解答を書き込んだ後は、折り曲げたりして、ノートに書く練習をする。一回目にやった時に、間違いや間違う可能性のあるところに薄いマーカーなどで印をつけておく。二度目は、その箇所をノートに書く。三回目は、どれだけの速さで解答できるかを時間を切ってやる。
ところで、話をもどせば、問題集の書き込みの段階で、間違いが多いのは実はよくない。最初に問題集に書き込む段階では、教科書の該当箇所(つまり、各問題の答えとなる箇所)に印をつけて覚える。この際、教科書で解決できない場合には、最初から「できない」ということなので、「間違い」として処理する(つまり印をつけておく)。このように、眺めながら暗記してから、問題集の書き込みを行う。見開きで書き込んでいき解答集でチェックしておくことが第一段階である。
ご承知のとおり塾では、教科書に準拠した内容の塾用テキストで日ごろから暗記を繰り返しているので、学校の問題集は対比すれば、そのエッセンス的なものになっている。この両者を上記のような「作業」によって完成させれば、伸びない方が、あきらかにおかしい。大手の塾などから、当塾に転塾してきた生徒さんが、短期に学年順位を伸ばすのは、そのような塾のなかには、教科書に準拠したテキストではなく、標準版のテキストを使っているところもあって、自分なりにそれを補う勉強もしなければならないからである。標準版の教材を使う理由が、子どものためなのかどうかはご推察に任せる。当塾でも準拠版以外に、標準版のテキストを使うことも多いが、意図してやっている。
完成度を高める方法は、常にお子さんに伝授している。そしてお子さんが時間的に無理しないように、早い段階で試験範囲を終わらせるようにしている。また、学習が不十分なお子さん(ご家庭)には、自学を勧めたりもしている。当塾は、クラスの一定数が席を温めるだけのお客さんというような塾ではない。どのお子さんもある意味で、この塾では主役でなければならない。これまで、できなかったことなどどうでもいい、変わればいい。お子さんなりに輝けばいい。
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明成塾とは
明成塾は、ひとりひとりのお子さんの立場にたつプロの指導をしています。お子さんを伸ばすためには、保護者の方にもご協力をお願いすることもあります。ここでできるようにならなければ、他ではなかなか難しいと考えています。
小中学生とも、将来、熊本、済々黌、第一、高専などにいける学力を身につけたいお子さんに出会えればと考えています。
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