長年塾をやっていて、入塾してくれた成績上昇を当たり前のように実現している。
しかし、プロを自負する者にも、未熟な点がある。
これはもう修正不能かも知れない。
例えば、ある少年がおよそ学年300名中200位以下で入塾して、学年30番台になり志望高校に合格した。そして、その妹さんが学年約270名中180位で入塾して、60番台になった。例えば、ある女のお子さんが学年170名中120位程度で入塾して、学年60番台になった。
客観的にみて、その女のお子さんたちは、相当の伸びを示したわけであるが、成績をどんどん伸ばそうという私の考えについていけないと塾を辞めたのである。
ある知人にこのことを話すと、それは「明成塾だから起きることだよ」と言われた。当塾に転塾してくる多くのお子さんは、全く伸びない塾に延々と通われていることが多い。ある塾関係の方が言うには、大幅に成績が伸びて塾を辞めるなんて話は聞いたことがないそうだ。
思うに、この件には、一言で言えば実際には温度差があるのだと思う。
つまり、ある学年80位のお子さんが、第一高校が志望校だとして入塾してきた場合に、私のなかでは、その合格圏が学年20位であるならば、学年20位になって「はじめてよくやったね」となる。もちろん、そのお子さんが、学年30位までのばした時点で、相当努力しているわけだが、そのお子さんと私の目標は学年20位以上のはずだ・・・・。
しかし、ここに実際はずれが起きる。それは、お子さんの本当の目標が、心の中では、「届かなければ第一でなくてもいい」というものにいつのまにかなっているということである。ある女のお子さんの保護者の方が言われたことがある。「『娘が今度成績が下がって先生に申し訳ない。』と言っている」と。これは10数年前の話だが、そのお子さんは、学年120番程度(約学年240名)から30番位に来ていて、その試験では50番台に下降していたと記憶している。上記の生徒さんは、在塾した年や期間は、異なるが皆女子で、その後塾を辞めた。
言うまでもなく、このような例は、数年に一度のことである。女のお子さんも成績をどんどん伸ばし、その志望校に合格しているし、塾内で自由にやっている。また、現塾生の女子も塾内で好きなお菓子をたべてリラックスして自習しているが、彼女たちは、このような話をまったく信じられないかもしれないし、その保護者の方も信じられないかもしれない。
あるお母さんが言われた。
「成績を伸ばそうと一生懸命な先生が怖かった。」
これが娘が当時辞めた理由だと。しかし、「今では明成塾で学んだ方法で頑張って娘が勉強しています」とも。
フォークソングの「神田川」(古くて知らない方には恐縮だが)に
「ただ、あなたのやさしさが怖かった。」というのがある。これは、貧しい金のない恋人同士の男女が、好きなものも買えないような生活のなかでも、女性の方は「そのような貧しさよりも、男性のやさしさが怖い」という昭和のノスタルジックな歌だ。この歌の解釈は、情の違いだろう。男性の方は、その時から未来をみているが、女性の方は、未来からその時を見ているのだ。
たとえの妥当性はともかく、このような女性の発想というか情での判断は、実は合格には最も不要なものだ。落ちたらどうしようという思いよりもどう立ち向かうかである。そして、志望校の設定についても本心ではない無理な設定は良くない。
明成塾は、自由が蔓延する塾である。それは、塾生や卒塾生に聞いてくれればわかる。
笑顔で自習する中2女子の姿がある。中1女子の姿がある。
私の成績アップへの思いは、変わらない。それは決してブレることはない。
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卒塾生S君の妹さん 中1(熊大附属)が入塾
これからしっかりと、学力アップをすすめます!!
*今年は、熊大附属の生徒さん数名の保護者様から相談がありました。皆、通塾手段の難しさで入塾を断念されました。そのお子さんたちもうまくいけばと思っています。
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明成塾応援団員様
先日はコメントありがとうございました。
またいつも励まし頂き感謝しております。
記事にも書きましたが、大人なら思いもよらぬ面がありますね。本当に難しい、こればかりは。
この夏は、中3の上位者は、塾生に限らず激戦になると思いますが、大事なことは、ひとつには余力を残しておくことです。本丸での決戦は、来年の3月で、そこがピークになるようにすることが肝心です。ちょっと個人的になりますが、プレテストはまずまずで、かなり可能性の高さを示しています。夏期に注意すべきは、解答に頼らない強さを作る、そのレベルにいると思います。
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夏期講習に関して(塾生および塾生のご兄弟姉妹外)
定員がありますので、当塾の夏期講習を希望される場合には、早めにご連絡いただければとも思います。しかし、ご予約に関しては、配慮はいたしますが、成績や志望校等も考慮してご受講の順をきめさせていただいております。また、入塾者を優先する場合がありますので、その際は、ご了承下さいませ。
◎ 中3は残席がわずかになっています。真に合格を目指す方のみを歓迎します。
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明成塾とは
明成塾は、ひとりひとりのお子さんの立場にたつプロの指導をしています。お子さんを伸ばすためには、保護者の方にもご協力をお願いすることもあります。ここでできるようにならなければ、他ではなかなか難しいと考えています。
小中学生とも、将来、熊本、済々黌、第一、高専などにいける学力を身につけたいお子さんに出会えればと考えています。
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お問合せ・ご相談先
地域唯一の熊高 済々黌 第一 第二 高専合格指導専門
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明成塾 096−355−3089

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