「ずっと続けばいいんですけどね。」
明成塾では、お子さんが入塾されて、勉強の正しい方法を身につけて成績を伸ばしだす。
すると、保護者の方がこう言われることがある。
正直に言えば、ずっと何かが続くことなどない。特に、子どもの勉強にむかう学習姿勢など、ころころ変わって普通だろう。
ところが、ちょっと勉強しなくなると、あるいは、親が勉強しろと言ってもしないと、「何で勉強しないんでしょうね。」と言われる保護者の方もいる。
もちろん、保護者の方も子どもが機械でないことは知っているし、勉強せずに何をやっているかとか、あるいは何もやっていないかとかわかっているだろう。しかし、「何でしないんでしょうね。」とか「あの子はやっているでしょう」とか言ったりする。あの子とは、その親から見て、よく勉強しているだれかのことだ。
このような親の傾向というか親からのお話、ご相談は、昔からあったが、今の方がすごい。昔が1なら今は10以上だ。だいたい塾の平均学力は、学年によって異なるが、むかしとそう変わることはない。いくつかの違いはある。それは、平成12、13年ほどまでのお子さんは、勉強をある程度楽しんでいたところがあったが、今はそういう子は少ない。この原因というか、影響を作っている要因のひとつは、目的の欠如だと感じている。このことは、実は子どもだけの話ではない。「こういった方が、いんじゃないか」とか「この高校はどうだ」といった保護者との間での目標をみつけるという形での会話が不成立になっていると感じるからである。
これは仮定的ないわば宝探しの話で、「近所の公園に10万円が埋められている。早く見つけた者のものになる。君たちは、どうやって探す?」という問いかけをしたら、中2の男子が「そもそも公園には行かないです。」と答えた。私は、この同じ質問を過去に数回したことがあるが、二十数年前にしたときには、「みんなで手分けして探す」とか「山分けする」とか、「まず隠せそうな場所を探す」とか「掘ったあとがないか調べる」とか多数の考えが出た。行かないという子に理由を聞くと「公園が広すぎる」と答えた。親の世代は、おとなしい女の子も「みんなと一緒に行く」とほほ笑んでいたが、今の子は、誰も行かないという答えのようだ。一見すると、公園の広さに着目する点に、合理性があるようにも思われるが、そういった着眼が昔の子どもになかったわけではないことは言うまでもない。
では何が変わったのか。一言で言えば、彼ら(今の子たち)は、物質的に満たされているということに尽きるだろう。子どもたちは、スマホをいじり、ゲームをし、また動画を見る。そうった物質的環境を親は提供し、ときどき「何で、勉強しないんだ」と言ってみたりする。これは、「なぜ、君は公園に行かないんだ?」と言うのとどこか似ていないだろうか。
もはや、必要なのは「公園に隠された10万円」などではなく、学力を高めていく自分を作ったり自分をかえていくという、ある意味で成長を楽しむ過程かもしれない。
明成塾の夏期講習では、自分の目標を設定する。その目標に向かう日常を提供する。多くが例年、学力を伸ばす。しかし、大事なことは、それだけではない。お子さんが、自分が変わる、変われるということを知る機会になるということである。そこで身につくものは、昔の子どもと決して変わらぬもの、「公園の隠されたもの」をはるかに超えるもの、つまりは「自信」である。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
夏期講習に関して(塾生および塾生のご兄弟姉妹外)
定員がありますので、当塾の夏期講習を希望される場合には、早めにご連絡いただければとも思います。しかし、ご予約に関しては、配慮はいたしますが、成績や志望校等も考慮してご受講の順をきめさせていただいております。また、入塾者を優先する場合がありますので、その際は、ご了承下さいませ。
◎ 中3は残席がわずかになっています。真に合格を目指す方のみを歓迎します。
−−−−−−−−−−−−−−−−
明成塾とは
明成塾は、ひとりひとりのお子さんの立場にたつプロの指導をしています。お子さんを伸ばすためには、保護者の方にもご協力をお願いすることもあります。ここでできるようにならなければ、他ではなかなか難しいと考えています。
小中学生とも、将来、熊本、済々黌、第一、高専などにいける学力を身につけたいお子さんに出会えればと考えています。
−−−−−−−−−−−−−−−−
お問合せ・ご相談先
地域唯一の熊高 済々黌 第一 第二 高専合格指導専門
上位合格をプロデュース
プロによる少人数指導
小学低学年から指導
明成塾 096−355−3089

1