中3の受験生のみなさんのこれからやるべきことについて書いてみる。もっともこれは熊本の高校受験を想定したものである。
もう受験高校は決まっていると思う。例えば済々黌の前期で合格したい人はどうすべきか。塾にいく?もういっている? どちらかは別に関係ない。大事なことはまず前期試験の質を確かめることだ。次にそのような問題に対応するにはどうすべきかを自分で考えてみる。もちろん、塾などでアドバイスを受けるのもいいだろう。前期対策なんていっていることだってある。しかし、もっとも大事なことは、『自分で確かめること』以外にない。そうして次に、それにいかに対処するかをできるだけ詳しく相談できる人(個人)に相談できればなおいい。その際に、自己の現在の学力で合格しうるかを客観的に見極める必要性がこの時期にはあるのではないだろうか。もし厳しいと判断した場合には、志望校の変更もやむないだろう。
さて具体的なお話をすれば、じっくりと分析すれば前期試験にも一定のパターンがあることがわかるものと思われる。特に奇異なものでもなんでもない。それが理解できたら、次にやるべきことは前期試験の類題を解く作業である。この作業をなんどもなんども嫌になるほどに繰り返す。その際に受験高校のものよりも若干程度の高いものをやるのが有効であろう。並行してやるべきことは、各教科書の熟読だ。これは意外か?
たしかに問題を解くことにより試験につよくなることには同意する。しかし、各教科書を読むことは、知識の隙間を埋める効果ならびに、文章構成力をも補うものである。英語の教科書の場合には、特に妥当する。教科書の全文がすらすら書ける生徒が何名いるだろうか。受験における英作文力などは教科書を書きまくれば自然に身につくものだ。
結局、結論はある意味で抽象的にならざるを得ないが、基礎の徹底の上の類題の演習ということになろう。努力をおしむ人はともかく、真摯に努力する人には塾生ならずとも合格してほしい。学習法を誤らぬようにして。

0