不況というのは簡単に言うとお金の流れが停滞することです。
ゲゼルが提唱した減価通貨はこのお金の流れを停滞させない画期的な手法です。
1930年の世界恐慌は小さな町オーストリア・チロル地方のヴェルグルでも人口4500人中500人が失業し、1000人が失職前の状態であった。
この手法を導入した地域通貨この地域は不況知らずになりました。
基本的にお金持ちが増えれば増えるほど富が集中化してお金の流れが停滞するのです。
だから大企業それも超大企業などが増えれば世界経済そのものが停滞していきます。
TVなどでは本当の事はいいませんがこれがお金の流れが停滞する第一の原因です。
ゲゼルの方法は画期的で素晴らしいのですが運用上の手間が面倒なのです。
減った分を切手みたいなものを貼り付けるとか色々と手間がかかります。
不況を克服するには要はお金の流れを停滞させないような税制を考えればいいのです。
普通は不況のときに国が公共事業などをしてお金を出して不況を克服しますが、
結局のところ国が借金をして金持ちや大企業にお金を渡すまでの間だけお金の流れができるということなんです。
要は停滞しているお金を奪うか使わせればお金の流れが出来て不況はなくなります。
そこで必要になるのが税制です。
基本的にお金が貯まりそうな層の税金を100%に近づけます。
法人税100%や所得税100%の累進課税です。
これならお金の流れは途絶えることがないので不況しらずになります。
しかし儲けたお金をそっくり税金で取られるのは困りますよね。
そこで必要なのが消費減税です。
累進課税の高い層には消費すれば減税できるようにすれば儲けた人達も納得できるのではないでしょうか?
税率が80%で1億円の所得がある場合は半分までは消費減税を認めれば5千万円の80%で4千万が税金として徴収されます。
で結局税率は40%なります。
こういう風な税制にすればゲゼルが提唱した減価通貨のような効果が生まれ不況知らずになるでしょう。
ただお金は国内で消費したものに限らなければなりません。
海外にお金が逃げては意味がないよりも日本のお金がなくなってしまい。
お金の流れがなくなってしまうからです。
また不動産なども地域を分散させるようにしないと個人は別荘を県内に1つしか持てないとかにしないと不動産の高騰がひどいものになるでしょう。
またうまくいけば全国各地で実需の別荘が増えるので地域にもいい効果をもたらすことになるでしょう。

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